視聴率爆死『いだてん』が、“まだこれから”なワケ (2/3ページ)
ネタバレ必至で彼の人生をざっと説明してみよう。まずストックホルム後には結婚。次の五輪でのメダル獲得を目指し練習を重ねるが、4年後のベルリンオリンピックは第一次世界大戦のため中止。しかし不屈の精神で、その後のアントワープ大会とパリ大会に出場をする。そう、なんと計3回も五輪の場面があるので、ドラマもストックホルム五輪だけに焦点を当てて終わりそうにない。むしろ、メダル候補といわれたにもかかわらず出場が叶わなかったベルリン大会あたりが、四三の精神描写が多く、見どころとなるかもしれない。
さらに四三は箱根駅伝創設のため、尽力した人としても知られる。日本マラソン界の発展を目指し奔走する姿は、水泳の発展のために活躍し、東京五輪招致を成功させた本作後半戦の主役、田畑政治(阿部サダヲ/48)の姿ともだぶる。2人の主人公がどのようにバトンをつなぐかも注目すべきだろう。
■放送期間が長い大河ドラマならではの荒業
考えてみればクライマックスの連発こそ、大河ドラマ伝家の宝刀。たとえば昨年の『西郷どん』では西郷吉之助(鈴木亮平/35)が島津斉彬(渡辺謙/59)と出会ったのを皮切りに、2度の島流し、倒幕運動、戊辰戦争、江戸無血開城、明治政府との対立、西南戦争と月イチペースで壮大な事件が起こり、大きなクライマックスを迎えた。普通のドラマなら見どころの連発は見ていてしんどいが、大河ドラマはクライマックスを何度も見せつけ、視聴者を虜にしている。