松坂大輔「右肩痛再発」隠蔽で「引退危機」(1)まったくブルペンに入らず (2/2ページ)
その松坂がこのキャンプではまったくブルペンに入らなかったのだ。
もっとも、一度だけブルペンに入ったが、マウンドを使ってのシャドーピッチング。第3クールからブルペンに入るという見通しが語られたこともあるが、実は、投げたくても投げられない事情があったという。
松坂は米国永住権取得手続きのために2月5日に急きょ渡米したが、事前にはチームのごく一部の上層部にしか伝えられていなかった。そのため、「松坂が空港にいた」との情報がツイッターで流れた時、トレーナー陣が「ケガの治療か」と、パニック状態になったというのだ。
「球団スタッフらも“自分らの知らないところで治療に行ったんだ”と一時、大騒ぎになったそうです。それほど右肩の爆弾は不安視されていたのでしょう。故障持ちのプロ野球選手の体は繊細そのもの。実は松坂の右肩は再発していて、ちょっとした衝撃で負傷してしまうくらいガタガタだったようです」(球団関係者)
最終的にファンの暴挙が引き金となって爆発してしまったようだ。