ペーターが弁太、クララが久良子!?大正時代の「アルプスの少女 ハイジ」和訳版の破壊力スゴい(笑) (1/2ページ)
突然ですが「楓物語」って知ってますか?
え?知らない?あの名作です!
アルプスの大自然のなかで、少女がおじいさんとのびのびと暮らす物語。ヤギを放牧しているお友達の少年もいて幸せに暮らしていましたが、突然伯母の手により都会に連れ戻されてしまいます。
ーーと、ここまで書けばわかりますね。そう、「アルプスの少女 ハイジ」のことです。
『アルプスの少女ハイジ』ヨハンナ・シュピリ。1880年
なぜハイジが楓になったかというと、大正期の少年少女は外国人名に慣れていなかったため、物語の内容は変えず登場人物だけを和名に変えるという試みがされたのでした。
この時代、ハイジだけではなく他の海外作品でも多々あったことのようです。
ちなみにハイジが「楓」、ペーターが「弁太」、クララが「久良子」。伯母さんの名字は「伊達」です。
気になるアルムおんじは何と呼ばれてるのか?
ページを繰ると…「山の爺(やまのおやぢ)」でした。そのまんまやないか!
読んでみた興味があったのでさらっと読んでみました。冒頭から難読漢字の瑞西(スイス)登場。しかし有名な地名以外は「フランクフールト」など、そのままの片仮名表記でした。
楓は伊達伯母さんに連れられ山へ登る途中、服を脱ぎ散らかしてしまいます。伯母さんは「楓や、何(ど)うしちまったのサ!」とべらんめえ口調で怒ります。そこで弁太にお駄賃をやるから服をとってこいと命令しますが、そのとき取り出したのは五銭。通貨もわかりやすく日本円ですね!
ちなみに楓は自分のことを「あたい」と言います。