〈企業・経済深層レポート〉 個性的な客室が続々登場 業界に激震が走るカプセルホテル革命 (2/2ページ)

週刊実話

場所も人形町のため、観光名所やビジネス街に近く、すでにサラリーマンや訪日外国人からオープン前だというのに注目を集めていますね」(同)

 ほかにも、ユニークな新型カプセルホテルが続々と誕生している。

 東京・神田には、「マンガ・アートホテル・トウキョウ」という漫画好きにはたまらないカプセルホテルが、今年2月に誕生した。
「常時5000冊のマンガがホテル内にあり、外国人が泊まることを想定して英語版も用意されています。設備面も充実していて、シャワー室やトイレは各階に完備。それでも宿泊料金は、5000円〜7000円前後に設定していて、ビジネスホテルと比較しても格安となっています」(ホテル業界関係者)

 さらにカプセルホテル業界は、異業種からの参入も増えている。全国の高級ホテル内で、コスチュームジュエリーや時計等のインポート商品を扱う「ABISTE(アビステ)」は、カプセルホテル「アルビダホテル青山」を昨年暮れにオープンした。
「このホテルは女性専用になっていて、アメニティや美容機器などが充実しています。これまでのカプセルホテルは男性がメーンの客層でしたが、このように最近は女性客も利用しやすいホテルが増えているのです」(同)

 カプセルホテルに似ているが〈カプセルホテルでもなく、ビジネスホテルでもない、新しいスタイルのホテル〉をキャッチフレーズにコンパクトな快適空間を提供しているのが「ファーストキャビン」だ。
「このホテルは飛行機のファーストクラスをイメージした室内となっていて、ゆったりした室内に加え、共有部分は高級ホテル並みに豪華。しかも宿泊費は、およそ5000円前後からとやはり低料金で、サラリーマンを中心に人気を得ているようです」(同)

 このようにホテル業界では、個性的で快適なカプセルホテルが脚光を浴びつつある。しかし、業界では新たな課題も生まれている。
「オリンピックに向けてホテルの建設ラッシュが続き、ビジネスホテルも急増し、競争が激化しています。そのため都市部のビジネスホテルは、稼働率を上げるために宿泊費を下げています。その結果、カプセルホテルの価格帯に近づきつつあり、うまく棲み分けていたカプセルホテルとビジネスホテルの間でも競争が激化しているのです」(前出・経営アナリスト)

 さらに最近は、民泊を利用する人も増えている。2019年はビジネスホテル、民泊、カプセルホテルの宿泊施設の間で三つ巴の気配も出てきている。

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