深田恭子効果も! 電気・ガス・水道「3大ライフライン」新常識

日刊大衆

深田恭子効果も! 電気・ガス・水道「3大ライフライン」新常識

「金が貯まらない」とぼやいているアナタ、実は日々の生活でご自身が“実行”すれば月5000円安くできる!

 女優の深田恭子(36)が歌のおねえさんに扮して、かわいいダンスを踊る東京ガスのCM。ガスと電気をまとめると得になるというCMなのだが、「“深キョン効果”で、東京ガスの電気・ガスのセット割引プラン利用者が倍増したといいます」(経済誌ライター)

 深キョン人気も一役買っているだろうが、この電気のまとめプランをはじめ、今、電気、ガスに水道を加えた「3大ライフライン」の節約術が大注目されているのだ。ところが、「夏場、半日以上外出するのに、クーラーをつけっ放しにしたほうが得、などという誤った節約認識もあります」(女性誌記者)というから、要注意。そこで、妻も知らないかもしれない“目からウロコ”の激安「新常識」をお届けする。文末には、ひと目で分かる「書き込み式お得リスト表」も掲載。ぜひ、やってみてほしい。

■『ホンマでっか!?TV』出演の節約アドバイザーが教える秘伝

 今回、秘伝を教えてくれたのは、『ホンマでっか!?TV』(フジテレビ系)など、テレビ番組でも活躍中の節約アドバイザー・和田由貴氏。「水道光熱費節約の基本は、“電気”と“お湯”の節約です。家庭のエネルギー消費量のうち、一般の家電製品や照明器具が3分の1。暖房が3分の1。残りはすべて給湯なんです」(和田氏=以下同)

 給湯には水道代、ガス代がかかる。つまり、節約の最大の敵は、お湯を沸かすことと心得るべし。ここでまず、照明器具をこまめに消すことくらいしか頭になかった本誌記者は、目からウロコ。「これまでムダに使っていたお湯を1日1分間だけ止めるだけで、年間3000円も節約できるんですよ」

 たとえば、1日5分のシャワーの“節湯”に成功したら、それだけで年間1万5000円も変わるのだ!「手元で水量を調整できるタイプの節水シャワーヘッドを取りつけ、こまめに、お湯の量を調整するだけで大きな効果が出ます」

 また、シャワーの場合、浴槽にお湯を張るより安上がりだと思われがちだが、こんな落とし穴もある。「シャワーを15分間使い続けるのと、浴槽にお湯を張るのとでは、使うお湯の量はほぼ同じなんです。一人暮らしの方ならともかく、家族が4〜5人いる場合、お湯を張って、シャワーは体を洗う際など短時間だけ使用するほうがコストは下がります」

 とはいえ、浴槽に入る場合でも、追い焚きはNGだという。「追い焚きは熱効率が非常に悪く、ガス代がとてもかかります。追い焚きしなくてもいいよう家族ができるだけまとまった時間内に入るのが一番いいですね。浴槽の蓋の上にウレタン製の保温シートを敷くなどして、なるべく追い焚きしなくてもいいようにしましょう」

■食事の後片づけ、皿洗いの効率化

 お湯の節約ができるのは風呂だけではない。洗顔や手洗いのほか、最近は、夫が食事の後片づけを手伝うケースも増えてきた。その皿洗いの際、お湯を出しっぱなしにするケースもあるのではないだろうか。だが、これまたムダ。食器を洗うときは洗う。お湯を出して洗剤を流すときはまとめて流す。こうしてメリハリつけることが大事だ。また、初期費用はかかるが、食器洗い乾燥機を買うと、さらにお得。

 もう一つ、“節湯”に関して、これから暖かくなっていくにつれ、陥りやすい点を挙げておこう。「なにげなく蛇口をひねると、なまぬるいお湯が出ることってありませんか。なまぬるくてもお湯はお湯で、非常に高コストです。お湯を使わないときには、給湯パネルの電源をオフにして、お湯が出ないようにしておくことも重要です」

■照明器具はLEDランプに

 以上、最大の敵を粉砕したら、次は電気代の節約。各家電製品を得に使う方法は、お得リスト表を参考にしてもらうとして、補足しつつ話を進めていこう。まず第一に、最近では省エネ家電が普及し、新旧の製品はもとより、同じ新しい製品でも節電効果がかなり違うという。

「特に照明器具、冷蔵庫、エアコン、テレビ、温水式洗浄便座がそうです。商品の選び方が節電に大きく関わってきます」

 まず、もしまだ家庭の照明器具が白熱電球を使っているのだとしたら「早急にLEDランプに替えたほうがいい」と和田氏は話す。

「白熱電球は約100円。LEDランプは約2000円と値段の差は大きいですが、使う電気の量が圧倒的に違う。わずか9か月で元が取れます」

■冷蔵庫やトイレのポイントは?

 冷蔵庫は、10年前の製品だと、2019年製の最新型と比べると、ほぼ2倍の電気代がかかっている。

「もう一つのポイントは、電気を使って温め、長時間使用する製品。電気ポットや炊飯器、それから、温水式洗浄便座などです。これらを多く、長時間使う家庭の電気代はほぼ例外なく高くなっています」

 できるだけ使用を控えたいところだが、意外に見落としがちなのが温水式洗浄便座。「一般的な製品は貯湯式といい、内蔵タンクに設定温度までヒーターで温めた水を貯めておくタイプ。つまり、使わないときにも、ずっと電気を使って水を温めているわけです」

 まさに“もったいない”の代表製品。かといってトイレに駆け込むたびに電源を切り替えるのは面倒だ。「ところが最近の製品は、瞬間式といって、水を飛ばす瞬間にヒーターで水を温めて温水にしてくれるもので、電気代は大きく異なる。だからこそ、製品の選び方が大事なんですよ」

■エアコンは温度設定に注意

 エアコンは近年、開発が進み、暖房器具を代表するファンヒーター類と比較すると、エアコンのエネルギー効率が最も優秀と言うが、「エアコンで知ってほしいのは、冷暖房を問わず、室内の温度を設定温度にするまでの間に最も電力を消費すること。したがって、部屋が温まったといって、すぐスイッチを切り、また、寒くなってスイッチを入れたりすると、ムダな電気代を使ってしまいます。温かくなったと思ったら、作動させたまま設定温度を少し下げればいいんです」

 暖房の場合、2度下げると電気代が1割安くなるという(冷房の場合は1度)。

■サーキュレーターとの併用を

「特に冬場に使っていたただきたいのが、サーキュレーターですね」

 それは風を起こして室内に空気を循環させる機器。夏場、“扇風機代り”に使うイメージがあるものの、「温かい空気は比重の関係で天井のほうに溜まります。その空気をサーキュレーターを使って循環させると、温かい空気が足元まで下りてきます」

 なるほど。まさに目からウロコ! サーキュレーターとの併用で設定温度を2度以上低くして、電気代を“激安使用”しようではないか。

■深キョン効果で人気の電気のまとめプランは?

 では最後に、“深キョン効果”で人気の、電気のまとめプランはどうか。これは、どの新電力会社を選ぶかは、地域やライフプランによって大きく変わるという。

「たとえば、車をよく使う人なら石油会社系のセット割を利用すれば、ガソリン代などとトータルで安くなるケースもあります。セット割で携帯電話料金とトータルでお得になるものなどもあり、各々が自分の生活スタイルに適したものを選んでいただくのが、一番お得でしょうね」

 各社のホームページで、どれだけ得になるかシミュレーションできるので、ぜひ一度やってみてほしい。ちなみに、お得リストのすべての項目を実行すると、月間6610円も節約できるのだ。さあ、さっそく始めようではありませんか!

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