サンスポ水戸正晴の「絶対万券」論「タガノディアマンテが混戦に断」 (1/2ページ)

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サンスポ水戸正晴の「絶対万券」論「タガノディアマンテが混戦に断」

 先の弥生賞に続く皐月賞のトライアル(3着までに優先出走権)、スプリングSが今週の東のメインだ。

 顔ぶれを見てみると、大きく抜けた馬はいない。本命サイドでの決着とみられた弥生賞は思わぬ波乱となったが、さて、ここはどんな結末を迎えるのか。簡単に人気どころに飛びつくわけにはいかないだろう。

 いちおう朝日杯FS2着のクリノガウディー、同4着ファンタジスト、目下2連勝中のヒシイグアス、そして良血ロジャーバローズ(ジャパンCを連覇したジェンティルドンナが近親)が人気上位とみられるが、絶対視はできない。

 近年、このレースを勝ってダービー馬に輝いたのは02年タニノギムレット、03年ネオユニヴァース、06年メイショウサムソン、11年オルフェーヴル(3冠馬)で、15年キタサンブラック(菊花賞)など、クラシックを制した馬は、弥生賞と同じく、少なくない。

 それだけにファン必見のレースで、今年も‥‥とその期待は膨らむが、昨年まで8年連続で馬単、馬連での万馬券は出ていない。しかし今年の顔ぶれからして、一転する可能性は十分あるだろう。

 とはいえ、03年に馬単が導入されて以降、これまでの16年間、その馬単での万馬券は3回のみ。無謀な穴狙いは避けるべきだ。

 それにしても、前述の人気どころにヒケを取らない素質馬が多く、穴党としても目移りしてしまう。悩むところだが、最も期待してみたいのは、タガノディアマンテだ。

 タガノトネール(GIII武蔵野S)、タガノエスプレッソ(GIIデイリー杯2歳S)の弟で、オルフェーヴルが父ということもあり、兄以上の期待が寄せられている逸材だ。

 前走のきさらぎ賞は一息入ったあとで、やや余裕残しの仕上がり状態。そのためか、スタートで後手を踏んでしまい、それまでと違って後方から。それでもメンバー中、最速の上がり脚で、2着に食い込んでみせた。その強烈な末脚は父譲りのものだろうが、この戦法が使えたのは、どんな展開になるか読みづらいここでは、大きな武器になるだろう。

 使われたことでこの中間は大きく良化し、乗り込み量も豊富で、1週前の追い切りは実にリズミカル。文句なしの動きだった。

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