店の看板猫で自閉症の少年の心の支えだった愛猫が盗まれる。その後犯人は猫を返しに来て謝罪する(アメリカ)

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店の看板猫で自閉症の少年の心の支えだった愛猫が盗まれる。その後犯人は猫を返しに来て謝罪する(アメリカ)
店の看板猫で自閉症の少年の心の支えだった愛猫が盗まれる。その後犯人は猫を返しに来て謝罪する(アメリカ)

image credit:ABC7NY/facebook

 ニューヨーク、ブロンクス地区のキングズブリッジに、「イスマエルのグルメ・デリ」という、家族経営の小さな食料品店がある。

 店のオーナーであるイスマエル・ディアスさんと妻のスージー・ペーナさんはルナという名の子猫を飼っていた。

 ルナは店の看板猫であり、売り上げに貢献していた。店の前を通り過ぎる人々は、ルナをよく見ようと店に入ってきて、ついでに何かしら買い求めていくのだ。

 そしてまた、ルナにはもっと大切な役目があった。夫妻の10歳になる息子、ジョナサンくんは自閉症を持っている。ルナはジョナサンくんの心の支えであり、かけがえのない友達なのだ。

 ところがある日、ルナが忽然と姿を消してしまったのである。ジョナサンくんの困惑と悲しみは大変なものであった。
・子猫が盗まれた!?

 事件が起こったのは2月23日。イスマエルさんは、いつも店の中にいて、外へは出て行かないルナの姿が見えないことに気づいた。

 店中を探してもルナはいない。そこで夫妻は、防犯カメラの映像をチェックしてみた。

 すると、イスマエルさんが気がつく40分ほど前に、ある男がルナを抱いて店の外へ連れ出す様子が映っていた。

stolen
image credit: YouTube

 その男は若くもじゃもじゃの髪をしており、クッキーモンスターのフードつきトレーナーを着ていた。男は飲み物を1本手に取った後に膝をついてルナを抱き上げ、片腕で抱え込むと、店を出て行ったのだ。

 イスマエルさんは、その男がやけに急いでいる様子で、飲み物の代金をレジのカウンターに放り出したことを覚えていた。


Beloved 'bodega cat' with special bond to boy stolen from Bronx store

・「ルナを返して」涙ながらに訴える少年

 さて、ルナが盗まれたことを知ったジョナサンくんの嘆きは深く、泣き止まなかった。

 ニュース番組のインタビューでは、「(ルナは)とても可愛くてやわらかい。返してほしい」と自分の気持ちを表現している。

interview
image credit: YouTube

 両親はジョナサンくんに、「今、おまわりさんが探してくれているからね」と言い聞かせた。

 すると、ジョナサンくんは警官の姿を見かけるたびに、「ママ!ママ!聞いてみて、(ルナを)見つけたかどうか聞いてみて」と言うようになったそうだ。



・報道を見た猫泥棒が猫を返しにきた!

 発生から5日後の2月28日、事件は唐突に解決した。猫泥棒の犯人が、ルナを返し、謝罪するためにやってきたのだそうである――

 ――彼自身の母親に連れられて。

 犯人はスタンレー・デュラン、29歳。
 警察は軽度の窃盗の容疑でこの男を取り調べた。


Reunited! Beloved 'bodega cat' stolen from Bronx deli returned

 友達と再会できたジョナサンくんの喜びはどんなに大きかったことだろうか。地元の警察もまた、ルナの帰還を祝ってプレゼントのカゴを店に届けたそうだ。



written by K.Y.K. / edited by parumo
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