「向かい合って寝る」カップルが危険な理由
恋人と一緒に寝るとき、別々のベッドで寝る人は珍しいですよね。多くのカップルは同じベッドで寄り添うように寝ているのではないでしょうか。
寝ているときは意識がない分、人間の深層心理が出やすいと言われています。今回は、カップルの「寝方」によってわかる心理と相性をご紹介してみたいと思います。
男性が女性の背中を包み込むように寝る
これは親密度が高い、いわゆるラブラブ状態のときによくある寝方です。このように男性が女性を包み込むような寝方は彼女に対して「守ってあげたい」「愛おしい」という感情が強くある状態だといえるでしょう。
女性が男性の背中に抱きつくように寝る
女性が甘えたい気持ちを強く持っていたり、性的な接触を持ちたい願望があったりするときの寝方です。
また、女性が男性の背中から全体的に腕を回すように寝ていたら、性的な接触も含めて「もっと甘えたい」というサインだと考えてよいでしょう。
男性が背中を丸めて彼女のほうを向いて寝る
男性が背中を丸めるようにして彼女のほうを向いて寝る。あるいは、同じような体勢で彼女の体の一部に触れているような寝方は、母親のお腹の中にいるときの体勢と同じで、深層心理には母体回帰願望があるともいわれています。
彼女に対して母親にように「甘えたい」という心理があります。
背中合わせに離れて寝る
お互い適度に離れて背中合わせに寝ている場合は、信頼関係が構築されており、精神的にも自立したよい関係性である証拠です。
背中合わせで寝るというと、一見冷めた関係のように感じますが、喧嘩をして気まずい雰囲気の後に背中合わせで寝るという場合を除くと、むしろ理想的な関係だといえるでしょう。
お互いが仰向けに寝る
そもそも日本人は横向きに寝る人が多いので、双方が仰向けに寝るというパターンは少ないのです。
仰向けは、よくいえば独立心旺盛で裏表がない、悪くいえば自己中心的な人に多い寝方です。したがって、男女ともに仰向けで寝るカップルは、それぞれが自由な生き方をしているカップルだといえます。
お互いが向き合って寝る
精神的な親密度合いも性的な欲求もMAXです。腕や足を絡め合っている場合は、さらに性的な欲求が強いといえるでしょう。
ただし、お付き合いの期間が年単位になっても毎日このような寝方をしているというカップルは要注意です。精神的な意味で依存し合っている共依存的な関係か、深層心理の中に「相手に背中は見せられない」といった警戒心を抱いている可能性があります。
パートナーの胸に頭をのせる
愛情の再確認の意味合いが強い寝方です。
たとえば喧嘩をして仲直りした夜は、相手の鼓動を聴くことによって安心感を得たいという欲求が働き、この寝方になります。
これは、赤ちゃんのときに、お母さんの胸に抱かれた安心感を無意識に求めていることが理由です。
頭(枕)の位置に上下関係がある
頭の位置は2人の上下関係を表すといわれています。
常に彼の頭が自分よりも上になって寝ているという場合は、彼が上、彼女が下、といった「支配する者とされる者」という関係性になっている可能性があります。
自分が常に彼よりも頭が上になっている場合はその逆で、女性が彼を下に見ている可能性があります。
足を絡ませて寝る
足を絡ませる行為は、表層心理で親密度の深さを表しますが、深層心理では逆。性的や感情的に不満があるといわれています。
起きたときに自分の足を彼氏に絡ませて寝ていた場合は、彼に対して何か不満を感じていることがないか、自分の心を点検してみる必要がありそうです。
眠りの体勢を恋愛テクニックに活かしましょう!
ここまで読まれて、ご自分と彼の心理状態に気づいて、少なからずショックを受けてしまった方もいるのではないでしょうか。
でも大丈夫です!
逆に、この深層心理を上手に利用しましょう。たとえば喧嘩してしまって気まずい夜は、彼の胸に頭を乗せて安心感を得たり、イチャイチャしたいときは、彼の背中に抱きついたりしてアピールするということもできます。
手を伸ばせば愛する人に触れられる距離にいることは、精神的な安心感と幸福感をもたらします。
一日のうち約三分の一を占める眠りの時間。お互いに心地よい体勢で、眠りの時間を安心できる幸せな時間にしてください。
(文:小日向るり子、イラスト:oyumi)