ねんころりん必至!『ミュージカル刀剣乱舞』“みほとせ”で、マジで綺麗な涙が流れる件 (3/3ページ)

日刊大衆

初演のアイアの臨場感と距離感に個人的にはまだ夢を見ている(もうあのときには戻れない……)が、どうやってもアイアの音割れや音漏れはひどかった。なんなら当時、キャン待ち抽選が外れた後、会場外でグッズ交換をしていたら2部のライブが漏れ聞こえていた。ちょっとラッキーとか思ってた。

■音の環境アップで歌の迫力が倍増

 音の環境がいいということはもちろん、劇中での歌の迫力もマシマシ。あと個人的には刃を交えるSE(サウンドエフェクト)が相当進化していると思う。これはすごい。ビリビリする。石切丸(崎山つばさ・29)と大倶利伽羅(牧島輝・23)のシーンは必見です。やっぱりいい環境で観ると、「ああ、いいもの観てるな」という実感がじわじわ湧いてくる。

 この『みほとせ』、ラストシーンでは本当に優しい気持ちになれる。まさに会場中が『ねんころりん』状態(注:劇中に出てくる“子守唄”の歌詞)。バブバブ。私も竹千代になりたい。正直びっくりするほど会場のみんなが泣いているので、休憩時間にトイレに行くとみんなが化粧を直してる。ほんとにすきです、みほとせ。

 普段は興味があるものしか2.5舞台は観ないのだが、やっぱり刀ミュってほかの2.5とは雰囲気が違うと思う。それというのも、2.5舞台ってだいたい『THE2.5次元!』という感じがあるのだが、刀ミュにはそれがない。肉厚なストーリー、シリアス強め、とにかく脳汁が出まくる体感時間2分の2部ライブ。まあ、フィルターがかかっているだけかもしれないけど。

『ミュージカル刀剣乱舞-三百年の子守唄-』 は、3月24日までTOKYO DOME CITY HALLにて公演中。『みほとせ』については私もかなり思い入れがあるので、また詳しく語れればと思う。(オタク文化コラムニスト/椿みつこ)

※画像は『ミュージカル刀剣乱舞』公式サイトより

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