イチロー「日本開幕戦出場」でも「引退」包囲網(1)“生きた球”が全然打てない (2/2ページ)
「自分が今44歳で、アスリートとしてこの先、どうなっていくのかというのを見てみたい。プレーしていなかったとしても、毎日鍛錬を重ねることでどうなれるのか、ということを。その興味が大きい」
選手であることを諦めずトレーニングを継続してきた結果が「打率8分で凱旋帰国」の体たらくだとすれば、今度こそ「引退」の二文字がチラつく。しかし本人は、現役続行にきわめて前向きのようだ。
「イチローは常日頃から、『最低50歳までプレーしたい』と口にしている。実際、オープン戦でも盗塁を決めたり、外野守備でファインプレーもしているだけに、本人的には肉体的な限界を感じていない。打撃も時間をかければアジャストできると考えているようで、引退する気はサラサラないはずです」(スポーツ紙特派員)
野球の求道者として、我が道を行くイチロー。しかしその思惑とは裏腹に、各方面から「引退包囲網」が張り巡らされようとしているのだ。
※本記事は週刊アサヒ芸能3月28日号(3月19日発売)に掲載