荻野目慶子のフルヌードが鮮烈!萩原健一の犯罪映画『いつかギラギラする日』 (2/2ページ)

まいじつ

『南極物語』(83年)など清純派イメージの強かった彼女が、恋人の映画監督の自殺などで〝魔性の女〟呼ばわりされるのに耐え切れず、アメリカに〝逃げて〟いたところを、奥山和由プロデューサーが「あの子、面白い」と呼び戻し、この麻衣という最初は千葉真一の愛人役で、後に木村一八に乗り換えるメス猫のようなキャラに抜擢したという。すると、派手な衣装でテンションMAXのクレージーな悪女ヒロインを開き直ったように演じ、木村とのベッドシーンではフルヌードも辞さず、形よい乳房をフルオープンし、強烈な印象を与えてくれた。

クライマックスの木村との対決で、萩原が言うセリフ「好きな歌の1つでも歌って死ね!」がサイコウだった。この映画の取材時、当時の萩原のマネジャーに「彼はショーケンと呼ばれるのは嫌がるので、ご注意を」とクギを刺され、それを順守したせいか「今回の相手は〝デンジャラス深作〟だから不足はないよ」と、終始上機嫌でインタビューに答えてくれたことを昨日のように思い出す。もうすぐ、平成も終わる。さらば、昭和のアウトロー、の気分である。

(映画評論家・秋本鉄次)

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