ニュージーランドで4万500年前の丸太が発見される。かつて起きた磁極逆転現象の謎をを解き明かすヒントを得られるか? (2/2ページ)

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 ニュージーランド、ワイカト大学のアラン・ホッグ氏によると、これは「ラシャンプ(地磁気)イベント」の謎を解き明かす大切なヒントなのである。

 ラシャンプ・イベントとは、地球の北極と南極の磁極が逆転してしまう現象のことだ。それが起きたのが正確にいつなのかまではわかっていないが、およそ4万1000年前頃に起きたと考えられている。

 ところが、これまでこの逆転があったとされる時期に生きていた木は一切発見されていない。今回の発見がとても大切なのは、そういうわけなのである。


 掘り返された木は4万500年前のものだと推定されている。また大きさから推測すると、死んだときの樹齢は1500~2000歳だったようだ。つまり、ラシャンプ・イベントが起きていた時代を生きていたと考えられるのだ。

 ならば、カウリの木の年輪に含まれる炭素14の量を調べることで、磁極の逆転がいつ起きて、どのくらいの期間続いていたのか、より正確に把握できるようになるだろう。

 磁極の逆転と磁場の弱まり、それに続く太陽の放射線が地表に届く量の増加は、地球の気候に大きな影響を与えたと考えられている。

References:Giant Ngāwhā swamp kauri log dated to 40,500 years old - NZ Herald/ written by hiroching / edited by parumo
追記:(2019/3/31)本文を一部訂正して再送します。
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