ニュージーランドで4万500年前の丸太が発見される。かつて起きた磁極逆転現象の謎をを解き明かすヒントを得られるか? (1/2ページ)
ニュージーランド・ノースアイランドの温泉地ナファで掘り起こされた巨木の樹齢は、なんと4万500年前のものだという。
長さ16メートル、重さ60トンのこの巨木が、かつて地球の気候を大きく変えたとされる謎めいた現象を解明する手がかりになるかもしれないと期待されている。
大昔に起きた磁極逆転現象だ。磁極の逆転は、地球の気候に大きな影響を与えたと考えられている。
・温泉地に埋もれていた太古のカウリの木
電力会社のトップ・エナジー社は、温泉地のナファの付近に新しい地熱発電所を建設するために掘削工事を行なっていた時のことである。
すると、地下9メートルの粘土層の中から長さ16メートル、重さ60トンもの巨木の丸太が発見されたのである。
あまりの大きさに、そのままでは掘り出せず、3つに切断した上でクレーンで持ち上げられた。それでも、切り株の部分だけで28トンもあったという。
こうしたノースアイランドの地中に良好な保存状態で埋まっている太古のカウリの木は、スワンプ・カウリや古代カウリと呼ばれている。古いものだと5万年前までさかのぼれるという、まさに古代の巨木である。
トップ・エナジー社では、「本来の持ち主に返すべき」であるとして、掘り返された丸太をマオリ族のコミュニティに返還する予定でいる。
・大昔に起きた磁極逆転現象を解き明かすヒント
丸太の発見はニュージーランドの先住民族マオリ族にとって嬉しい贈り物になるだけでなく、科学者にとっても大いに沸き立つ出来事である。