メンズ地下アイドルという文化:瀬名あゆむのアイドル革命! 連載16 (2/5ページ)
けど、メンズ地下アイドルはそんなんじゃない。ジャニーズやエグザイルを目指してなんかいない」
え、じゃあ、なにを目指して頑張るんだろう?
「お金、だよね。全部が全部とはいわないけど、でもお金。ライブやってチェキを売りまくって現金を稼ぐ……。女性アイドルの場合ね、地下といえど、歌やダンスがちゃんとしてないとファンはつかない、応援してくれない。だからレッスンをしたり、モチュベーションをあげたりの育成に時間もお金もかかる。けどメンズはそうじゃなく、ファン女性の接触と繋がりがメイン。育成に手間暇かける必要は……ぶっちゃけなくもなくて」
実際、私もメンズ地下アイドル系のイベントを観てみたんですが、ライブハウスの会場でライブの間、参戦してる女性ファンが案外そんなに盛り上がってないんですよ。女の子アイドルの現場だと、自分たちの〝推し〟が登場したら必死で盛り上げるし、さらに他のグループも興味持って観るじゃないですか。なんかね、そういう熱があまり感じられなかったんです。逆にsっごく〝熱〟を感じたのは、ライブ終了後の「物販タイム」。つまり、チェキ撮影メインの時間ですが、ライブのときより明らかにファンの人数が増えていて、しかも「壁ドン撮影」や、さらに「指チュー撮影」(唇と唇の間に指を挟んでのチュー)まであって、「接触」のレベルが女子アイドルとはレベルが違うんですよ! チェキもね、女子アイドルの場合は別に1枚から撮れる感じですけど、メンズの場合は「5枚でワンセット」がデフォで、「それを何セット買うかが愛情」で、だから1枚千円~2千円するチェキを数十枚買う女性ファンが普通って状態です。
「メンズの場合、チェキ売り上げのアイドルの取り分のパーセンテージ、キックバックが、女子アイドルより全然多いから。売り上げの半分貰えたりとか。だから月収数十万円、100万円超えなんてのも、まぁいるからね。女の子の場合、夢を追いかけてアイドルだけど、〝メンズ地下〟が追いかけるのは、また別のものなのかもしれない」……ってことらしいです――。
何度もいいますけど、これはあくまでも「メンズ地下アイドルの一例」です。私が聞いた範囲です。大きな夢を持って頑張ってるメンズさんたちも絶対たくさんいるとも思うし。