ピエール瀧出演映画『麻雀放浪記2020』白石和彌監督が、現代日本を痛烈批判! (2/2ページ)

日刊大衆

白石和彌氏(以下、白石)「こうした形で記者会見を行うのは本意ではありませんでしたが、そういうことを発信するタイミングだったのかもしれません。今までの“くさいものにフタをする”という風潮に、疑問がありましたからね」

-ーー監督はかねてから、「いいことをする奴も悪いことをする奴も、みんなまとめて、それはそれで人間」とおっしゃっていましたが、それが今回の騒動をめぐる事象に通じるのではないかと感じました。

白石「人間って、一面的ではないと思うんですよ。午前中に母親を殺して逃げて、午後は困っている老人を、ふと助けちゃったりするのが“人間”だと思っているので、そうした一面的ではないことを描いていきたいと、常々思っています」

 今回、監督が選んだ舞台は、第三次世界大戦勃発の末、東京五輪が中止となった日本。そのためピエール瀧の事件前から、一部メディアでは「公開中止か」と報じられていたほどだった。

ーーー五輪中止や戦争など、センシティブな題材かと思います。

白石「だって、企画が上がってきたときにちょうど、トランプ大統領が金正恩氏に対してSNS上で「ロケットマン!」とつぶやき、正恩氏が反応するようにミサイルを撃ち、日本ではJアラートが鳴り響き……という時期でしたからね。国の元首がSNS上で喧嘩するなんて考えられないし、それは映画で揶揄しちゃっていいのではと。そういうことって、思いついても普通はたいてい却下されるんですよね。でも今回は、それを含めてすべてOKで。プロデューサーとともに当初から「エッジの効いた映画にしたい」という思いがありましたしね」

ーーーそんな内容にもかかわらず、今年1月31日に国会議員を対象にした試写会を行っていますよね。

白石「近年、麻雀は、過去のダークなイメージを捨て、頭脳スポーツとして新たに五輪種目
に引き上げようとするなどの動きがあるんです。“健全な麻雀”を推進する議員連盟もあるほどで。そんなとき、ちょうど僕らがこの映画を作ったことで、「ぜひ一緒に、麻雀の世界を盛り上げたい」と声をかけていただき実現しました。そうしたら、この映画はイカサマと博打にまみれているし、五輪中止だし。議員の方々は、「これは、ちょっと……」なんて半笑いでした(笑)」

 白石監督が同映画で表現したかったのは、『今の日本の“生きづらさ”』だと語っている。気になるインタビューの続きは、現在発売中の『週刊大衆』4月15日号で。

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