伝説の「春のセンバツ対決」王者・大坂桐蔭をギリギリまで追い詰めた三重! (2/2ページ)

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だが、続く3番のキャプテン・中川卓也が三振に倒れ、二死。いよいよタイブレーク突入の色が濃くなってきた。ここで打席に入ったのが、この日、定本の前に全くタイミングが合わずここまでの5打席でノーヒットに抑えられていた4番・藤原恭大(千葉ロッテ)。そんな藤原に大阪桐蔭の西谷浩一監督は「ここまで考え過ぎなので、とにかく振っていけ」とアドバイス。これで藤原の迷いが消えたのである。狙い球を直球に絞ってフルスイング。低めの初球を左中間へと運んだ。そしてこの打球がワンバウンドでフェンスに当たり、跳ね返らずにそこに留まる。一塁から青池を生還させるサヨナラ適時二塁打となり、3‐2。甲子園初のタイブレーク制度が適用される寸前での劇的決着となったのである。試合後には「やっと4番の仕事ができた」と笑う藤原の姿があった。

 大阪桐蔭は翌日の決勝戦も智弁和歌山を5‐2で下し、史上3校目の選抜連覇を、さらに夏の選手権も制して史上8度目、同一校としては初となる史上2度目の春夏連覇を達成することとなる。“高校野球史上最強チーム”ともいえるが、そんな大阪桐蔭を昨年の春夏の甲子園で最も追いつめたのがこの三重だったのだ。

(高校野球評論家・上杉純也)=文中敬称略=

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