伝説の「平成・春のセンバツ対決」1日に2度目の延長15回引き分け再試合! (2/2ページ)

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二塁へのけん制球を受けた福井工大福井の遊撃手・西村吏久人はすぐに本塁へ送球したが、余裕のセーフ。雨中の死闘の中、土壇場での意表をついたホームスチールが、起死回生の同点劇を生んだのであった。こうして試合は2試合続けての延長戦へと突入。そして、結果的にこの試合も延長15回の死闘の末、引き分け再試合となるのである。9回までの打撃戦から一転、延長戦では両軍投手陣が相手打線を無失点に封じる投手戦を展開し、最終的なスコアは7‐7のままだった。春夏の甲子園の歴史において、1日の試合で2度、しかも2試合連続の延長戦引き分け再試合となったのは初めて。今後もないであろうレアケースとなったのである。

 両校による再試合は2日後に行われたが、力尽きたのは福井工大福井のほうだった。健大高崎は1回裏に5安打を集めていきなり4点を先制。4回裏にも4番・山下に満塁本塁打が飛び出すなど、一挙に6得点。福井工大福井の反撃を最終回の2点に抑えて10‐2で逃げ切ったのだった。

 この大会での1日2試合続けての延長15回引き分け再試合をきっかけに、高野連は現在行われているタイブレーク制の導入へと舵を切ることになる。

(高校野球評論家・上杉純也)=文中敬称略=

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