「働き方」を変えるのも大事だけど… 日本人が北欧から学ぶべき“休み方” (2/4ページ)

新刊JP

――fikaは1日に何回くらいあるのですか? また、どんな話をするのでしょうか。

ビューエル:数回ありますね。多い人は5回くらいあるし、オフィスで仕事中にfikaするときは1日2回とか。

fikaではそれぞれ話したいことを話しますが、情報交換の場のような役割を果たしているんですね。今気になっていることを聞いたり、一緒に仕事をする相手のことを知ったりするためのコミュニケーションの時間でもあるんです。

――そんなfikaをタイトルにした本書ですが、どんなきっかけで執筆されたのですか?

ビューエル:この本のテーマは休み方、働き方です。fikaは彼らの休み方、働き方を象徴する一つの習慣で、他にも学ぶべきところがたくさんあると思っています。

ご存知のように日本は世界でも有数の先進国です。でも自殺率が高く、WHOの世界幸福度ランキングも54位と低いですよね。一方でスウェーデンやデンマーク、ノウルェーは幸福度が常に上位で、1人あたりのGDPも高く、休みもちゃんと取れています。そういった現実を見て、日本が北欧諸国から見習うべきことはあるのではないかと考えたのがきっかけです。

――「休み方」とおっしゃっていますが、日本人は働き方を変えようとばかり考えていて、休み方までは目がいっていない印象があります。

ビューエル:はい、以前にも一緒にお仕事をさせていただいた日本の企業の方から「働き方改革で休みが多くのなるのはいいけれど、どう家で過ごしたらいいのか分からない」と聞かれたことがあります。だから「働き方」だけでなく「休み方」にもフォーカスしないといけないというのが一つありましたね。

――有給取得についても、日本ではようやく取得が義務化されましたが、逆に「どう休めばいいのか分からない」のでは意味がありませんよね。

ビューエル:これまで日本は有給を取りにくい文化がありましたよね。北欧では休むことは義務だと考えられていて、有給の他にも、育児や病気の場合の休暇には社会保障から給付が出る制度があるんです。

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