秋津壽男“どっち?”の健康学「年を重ねるごとに身長が縮むのはホント?骨密度や姿勢を正すことを意識していくべし」 (2/2ページ)

アサ芸プラス

背中が丸まってしまうことで足がうまく上がらなかったり、イスの立ち上がりが困難になったりするのです。歩いたり立ち上がったりという何気ない動作が難しくなってしまいます。

 人間の骨は生まれてからずっと同じ形をキープするわけではありません。例えば膝の手術をすると膝周辺の形が変わり、その影響で長い年月をかけて骨の形も変わってきます。

 さらに、猫背は内臓が常に圧迫された状態となるので、便秘や食欲低下、常に背中が伸びづらい状態なので呼吸機能の低下を招くケースもあります。加えて、頭部や首の関節にもストレスがかかりやすく、肩凝りや腰痛を招くこともあります。

 なお、身長の縮みを予防するには、よい姿勢を保つことが重要です。特に次のような運動を意識的に行うと効率的です。

 バスタオルを細長く丸めたものを肩甲骨の下あたり平行に置き、その上にあおむけに寝転がって、両手をバンザイするように頭の後ろにもっていくと猫背が矯正されます。

 また、ズボンの後ろポケットに両手を入れて手のひらをお尻の位置で固定します。そのうえで両方の肘を寄せるように動かすと肩甲骨が動きます。この時に肩と手のひらは動かさず、腰が反らないように注意してください。1日に1回20秒×5セットほど繰り返すと姿勢もよくなっていきます。

■プロフィール 秋津壽男(あきつ・としお) 1954年和歌山県生まれ。大阪大学工学部を卒業後、再び大学受験をして和歌山県立医科大学医学部に入学。卒業後、循環器内科に入局し、心臓カテーテル、ドップラー心エコーなどを学ぶ。その後、品川区戸越に秋津医院を開業。

「秋津壽男“どっち?”の健康学「年を重ねるごとに身長が縮むのはホント?骨密度や姿勢を正すことを意識していくべし」」のページです。デイリーニュースオンラインは、週刊アサヒ芸能 2019年 4/11号“どっち?”の健康学骨粗鬆症秋津壽男身長カルチャーなどの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る