ショーケン死す「傷だらけの68年」秘聞(1)「クスリとアルコール」に溺れ (2/2ページ)

アサ芸プラス

沢田の客は女の子ばっかりでショーケンは嫌い。結局、1+1は2にならずにゼロになっちゃったね」

 内部分裂も熾烈で、沢田とのツインボーカルだったが、次第に歌うパートが削られてゆく。

「俺はリードタンバリンじゃねえ!」

 ショーケン流の表現でタンカを切るや、わずか1年で袂を分かっている。やがて俳優として時代の寵児になってゆくが、それを決定づけたのが「太陽にほえろ!」の新人刑事・マカロニ役。石原裕次郎扮するボスに対し、新人のマカロニがぶつかって成長してゆく姿は、これまでの刑事ドラマと一線を画した。ただし──、

「主題歌をどうするのって聞いたら、石原プロの小林正彦専務が『裕次郎さんでいきたい』って言うわけ。いやあ、そのイメージは僕にはない。8ビートのロックでしょって言って、それで井上堯之バンドを推薦したんです」

 あの裕次郎がドラマ初出演という話題性はあったが、それでも反旗を翻したのだ。さらに、20話でメインゲストに沢田研二を招いた時にも異を唱えている。

「何かあると『いや、普通はね』って反論されてたよ。じゃあ、その『普通』って何だよって。実は20話に、犯人役の沢田研二を射殺してしまうシーンがある。この時も『普通は主役の刑事が射殺する場面はない』って否定されたしね」

 私生活では「クスリとアルコール」にまみれた日々を送っていた。そしてショーケンを語るうえで欠かせないのが、取り巻いたオンナたちである‥‥。

〈童貞を失ったのは、十四歳のとき。相手は十五歳のミドリという女の子で、私立M学園の生徒会長だ。原宿の原っぱで、アオカンだった〉

 08年刊行の自叙伝「ショーケン」(講談社)でこう初体験をつづった。華麗なる女性遍歴は、昭和・平成の芸能史を映す鏡でもある。

「ショーケン死す「傷だらけの68年」秘聞(1)「クスリとアルコール」に溺れ」のページです。デイリーニュースオンラインは、週刊アサヒ芸能 2019年 4/11号ショーケン太陽にほえろ!萩原健一追悼エンタメなどの最新ニュースを毎日配信しています。
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