明智光秀を取り巻く女性たちを紹介♡大河ドラマ「麒麟がくる」のヒロイン事情を先取り! (2/3ページ)
それを嘆いた父の妻木は、姿形の似た妹を代理に嫁がせる(一説には偽装したとも)と光秀に申し出ます。しかし、外見にとらわれることをせず内面を重んじる賢さと心優しさを兼ね備えた武士だった光秀は、
「義父上、私は熙子殿を妻にと決めております。彼女と結婚したいのです」
と申し出て婚姻は成立、悲劇は回避されてめでたくゴールインと相成りました。
こうして光秀と結ばれた煕子は、この優しい夫が主君・斎藤家のお家騒動で職を失っても見捨てないどころか、夫にお客を招いた会合を開かせる費用を得るために大事な黒髪を切り、売ってしまいます。
これは“髪は女の命”とされた時代の女性には相当な苦痛でしたが、客人と言うのが後に新たな仕官先となった朝倉家に仕える重臣でもあったため、いわば夫の再就職活動を成功に導いたとも言えます。まさに内助の功ですね。
そんな妻に対し、光秀は申し訳なく思うと同時に感謝し続け、当時には珍しく正妻の煕子のみを愛したと言います。
こうして明智光秀を英雄の座に登らせたスーパーレディ・煕子でしたが、その最期は重病で苦しむ光秀の看病疲れが原因で死んだとも、山崎で夫が戦死したのを聞いて後追い自殺したなど諸説ありますが、いずれにしても夫婦愛を示すエピソードなのが、おしどり夫婦らしいですね。
息子の功績を支えた悲劇の老母・お牧の方
処刑されるお牧の方
明智光秀を取り巻く女性の中でもガラシャと並んで悲劇的なのが、光秀の母であるお牧の方です。彼女に関する記録は多く残されてはいませんが、若狭(福井県)の武田氏出身であった事と、美濃源氏の武士・明智光綱と言う男性との間に光秀を生んだとされます。