「氷がないならバニラでお割り!」【新井見枝香コラム】 (2/2ページ)
読み返せば分かるだろうが、スーパーカップはもう、汗をかき始めている。時間に余裕はない。
カップアイスは周りから溶け始める。そこをぐるっと匙で掬って、中央に山を作る。そうして出来たお堀にウイスキーをそっと流し込めば、大人のデザートが完成だ。
それにしてもこの超バニラ、甘みが強い割にあっさりとしていて、バニラの個性も強すぎないため、アレンジにぴったりである。
いただきもののレーズンサンドが「小川軒」のように美味しくなかったとしても、超バニラとブレンダーにかけてまた超バニラのカップに戻せば、1.3倍ほどの量になり、カップから溢れんばかりのクッキー&クリーム味・超超バニラ(レーズン入り)になる。モサモサしていた生地もバニラを吸ってしっとり、コクのないバタークリームも、スーパーカップに加えれば、超バニラ自体にコクが生まれる。
そして最終兵器が、井村屋のあずき缶。これをもともとカップの縁まで詰まっていた超バニラに、ドサァッと盛る。以上。
これぞ赤丸本命、ジャパンカップ・超超バニラ。
さぁ、そろそろ食べ頃なので、さようなら。