〈目からウロコの健康術〉「血液がドロドロ」には要注意! ガンに匹敵する死因「血栓症」の恐怖 (2/3ページ)

週刊実話



「ここに米国心臓学会の報告がありますが、それによると、米国では5分に1人が深部静脈血栓症や肺梗塞症によって死亡しているといいます。さらに心臓病の中でできた血栓は、血液を通して脳へ運ばれ、脳動脈を詰まらせ脳梗塞を引き起こす『心原性脳梗塞』を突然発症します。麻痺や意識障害を起こし、死に至る場合もある危険な病気です」

 こう語るのは、日本血栓症協会の関係医師だ。さらに続けて、次のように説明してくれた。

「特に60歳以上の人に発症しやすく、心房細動(脈拍が不規則に乱れる不整脈)などの心疾患により不整脈が起こると、心臓の働きが悪くなり、血流が澱み、心臓内の血液が固まって血栓ができやすくなる。健康で若々しい血管は、ゴムのようにしなやかでその内側もすべすべしています。ところが、血管が老化すると脆くなり、内側がベタベタしてくる。そのため老化した血管では血液中の悪玉コレステロールなどが血管壁にとりつき、その中に侵入しようとするため、それを排除しようと白血球の仲間たちが集まってきます。しかし、白血球たちは悪玉コレステロールなどを食べ尽くすと死んでしまいます。その死骸と残ったコレステロールがプラークとなり、それが何らかの刺激で破れると、その傷を修復するため血小板が集まってきて瘡蓋を作る。これが血栓です」

 ちなみに健康な血管は、出血が収まると傷口周辺の内皮細胞が増殖して血管壁は修復される。

 その後は血液中のプラスミンという物質などの働きで、血栓は溶かされ、跡形もなくなる。

★夏場のダイエットも危険!?

「しかしながら動脈硬化や老化が進んだ血管は、こうしたシステムが上手くいきません。結局、血液が澱むことで血栓ができることもあって、その代表が前述したように心房細胞です。この病気は脳梗塞(脳塞栓)などを引き起こしやすいことで知られており、それは心臓が震えるだけで血液を外に出せないからです。血液同士がぶつかり血栓ができてしまうのです」(同)

 脳卒中などの研究を進める医学博士・内浦尚之氏は、こうも説明する。

「若い人でもコレステロールや中性脂肪の高い人は血液の流れが悪くなります。そうなると血流に澱みが起こり、血栓症に繋がります。血栓は動脈より静脈に多い。
「〈目からウロコの健康術〉「血液がドロドロ」には要注意! ガンに匹敵する死因「血栓症」の恐怖」のページです。デイリーニュースオンラインは、エンタメなどの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る