〈目からウロコの健康術〉「血液がドロドロ」には要注意! ガンに匹敵する死因「血栓症」の恐怖 (3/3ページ)

週刊実話

飛行機内などで同じ姿勢で座っていると発生する下肢静脈血栓症は、血液が心臓から吐き出される動脈よりも、心臓に戻る静脈のほうがゆっくりしているからです。また、血液成分のほとんどは水分。夏に大量の汗をかいた後に、利尿作用もあるビールや度数の強いお酒ばかり飲んでいる人は、血液が固まりやすい成分に変わってしまう。そのため、突然、右手や右脚の動作が効かなくなることがあり、“一過性の脳梗塞”といわれる。これは数分後にもとの状態に戻ってしまうため、『何でもない! 大丈夫』と言う人が多いが、放って置いては危検なのです」

 同様の体験をした場合、「どうしてその状態になったのか」を知る必要がある。2度目、3度目を体験した人は、次に本格的な「脳梗塞症」に見舞われる可能性が高いためだ。医療施設などでしっかりとした検査や治療が必要だという。

 医療ジャーナリストの深見幸成氏は、こう語る。

「夏場にダイエットする人も注意が必要です。人間は1日に1〜2㍑程度の飲み水が理想といわれます。それ以外に食べ物からも摂ったりしていて、ダイエットで食べない人はその分、水分を摂らなければなりません。人間の血液凝固能力は日々変動がある。よく言われるのが、長時間寝たあとの早朝に一番血液が固まりやすいこと。また、砂糖や肉を過食したり、激しい運動をした後に血栓ができやすいことが分かっている。薬もピルやステロイドを使用している人は、特に注意が必要です」

 ある日、突然、喋ろうとしてもろれつが回らない、片方の手足の力が入らない、などの症状を自覚したら、直ちに医療機関で適切な治療を受けるべきだ。

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