【後編】新歓コンパで調子に乗る大学生たちを未成年飲酒で通報してみたよ (1/4ページ)
大学の新歓コンパでは、どう見ても未成年者飲酒禁止法に違反している新歓コンパが横行している。断じて許すわけにはいかない! ということで、週末、高田馬場駅前、夕方6時。新歓コンパの後をつけ、居酒屋で乾杯したところを見計らって110番通報してみた。
(前編より続き) すぐに、という言葉は本当だった。わずか5分後におまわりさんが2人、店に入ってきたのだ。店員との会話に耳をそばだてる。
「未成年がお酒を飲んでると通報があったんですけど」
「いや、それはないです」
「学生さんのグループいらっしゃいますか?」
「……ええ、いますけど」
「20歳未満の学生がお酒を飲んでますか?」
「いえ、身分証明書をチェックしてますので……」
そんなことしてないじゃないの。嘘はだめよ、嘘は。
警察官が学生たちのほうへ。何が起きたのかわからない様子の連中は無言だ。けっ、いい気味だ。
「幹事さんいる?」
女子学生が1人呼ばれ、代表して話を聞かれている。
「通報があったから来たんだけどね、未成年の子にもお酒飲ませてる?」
「いえ、飲んでるのはハタチを超えてる学生だけで」
「未成年の子は何を飲んでるの?」
「ソフトドリンクです」
なんだその見え透いた嘘は。いまこの瞬間も、1年生女子の前にビールのグラスが置いてあるじゃん。
続けて警察官が2人ほどに声をかけ、身分証を確認して帰り支度を始めた。いや甘過ぎない? 全員の身分証チェックと飲酒運転のチェックみたいにスーハーやらせなさいよ!
外に出た警察官を追いかけた。
「あの、未成年はお酒を飲んでなかったんですか?」
「え? いや未成年にはソフトドリンクを飲ませてたみたいなので。まじめな学生さんたちでしたよ」
「でも1年生が飲んでるとこ見たんですけど……」
「今後もやましいことをしないように注意しましたから」
そのまま去っていくポリスたち。店に戻ると、学生連中もぞろぞろと出口に向かっていた。
「2次会はなしにしようか」
「なんかテンション下がっちゃったね」
……ふむ。