ワームホールによるワープは可能。でも思っているより時間がかかり近道にはならない(ハーバード大学物理学者) (2/2ページ)

photo by pixabay
・銀河旅行には役立たないが、量子重力理論を進めるツールになるかも
銀河旅行の役には立たないかもしれないワームホールだが、量子重力の理論の発展を加速させるツールとして利用できるという。
これは、普通なら事象の地平面の後ろに隠れてしまう領域を探る計器になるという。時空の内側にいる観察者の経験を知る窓であり、しかもそれを外側から覗きこむことができるのだ。
深淵をのぞく時、深淵もまたこちらをのぞいていれれば、それを知る手がかりとなる。
現時点で、通過可能なワームホールを定式化するための最大の難関は、負のエネルギーだ。
これは量子重力とは一貫していないかのような印象があるのだが、新しい場の量子論に基づくツールを利用することで、この難題を突破しようというのがジャフェリス氏の狙いである。
「ゲージ・重力対応や量子重力などについて詳しいことがわかるでしょう。量子理論を定式化する新しい方法すら見つかるかも知れません。」(ジャフェリス氏)
References:Travel through wormholes is possible, but slow/ written by hiroching / edited by parumo