株式会社ストラテジックキャピタルが極東貿易株式会社への株主提案提出及び同提案に関する特集サイトの開設を公表 (5/5ページ)

バリュープレス




③ 剰余金を処分する件

 「提案する議題の内容③」に記載の188円とは、2019年4月15日現在最新の当社予想1株当たり当期純利益の金額である。本件は、会社提案の1株当たり配当金がいくらであっても、当期純利益全てを配当すること、つまり、配当性向100%を企図した提案である。

 当社の自己資本比率は2018年3月末現在で44.4%、同年12月末では48.0%となっているが、これは、当社が商社を生業としていることに鑑みれば、非常に高い数値である。この高い自己資本比率を反映して、2018年3月期のROE(自己資本利益率)は6.6%と低い水準であり、2019年3月期も5.2%とさらに低い予想値となっている。さらに、当社は自己資本比率が高いのみならず、2018年12月末現在で、現預金約88億円、投資有価証券約82億円、有利子負債は約40億円と、現金類似資産も十分な水準で保有している。

 当社は、これ以上会社内に資金を留保する必要はなく、また、これ以上自己資本を増加させてもROEは減少するだけである。余剰資金を株主に還元することが、株主価値を高め、ひいては株価の向上につながるので、剰余金の配当を大幅に増額すべきである。

 なお、今回提案する剰余金の処分案を実行しても、その配当総額は当期純利益の範囲内であることから、前期末の当社の自己資本及び現預金水準を大きく変えるものではなく、当社の財務状態は良好なままである。


以上





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