枯れた野原をただただ鑑賞?江戸っ子が好んだ究極のオトナの遊び「枯野見」とは? (2/2ページ)
同じ場所でも時間や天気、挙げ句は気分に至るまで、見えるすべてが一期一会、二度と同じ景色は見られません。

今日ここに、この子がいるのも一度きり。もちろん、枯草の色も同じではない
どんな景色もかけがえのないご縁として丹念に鑑賞し、味わい尽くすのが大人の遊び心であり、一見地味な枯野なればこそ、一句ひねるようなユーモアのセンスがより一層問われるのです。
まとめ「考えざる者、遊ぶべからず」―杉浦日向子
昔から「カネがなければ知恵を出せ、知恵を出すには汗をかけ」などと言いますが、とかく安直な快楽がもてはやされがちな昨今、センスを磨き、感性を研ぎ澄ますことに楽しみを創造する江戸っ子たちの生き方は、受動的な刺激に飽きてしまった現代人に大切なヒントを与えてくれているようです。
※参考文献:
杉浦日向子『うつくしく、やさしく、おろかなり―私の惚れた『江戸』』ちくま文庫、2009年11月10日、第一刷
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