吉沢亮『なつぞら』最強イケメンと呼ばれるわけ
広瀬すず(20)がヒロインのなつを演じる連続テレビ小説『なつぞら』(NHK)が、早くも4週目となった。視聴率も好調で、ネットニュースでもその出来の良さを評価する声が多い。ここでは4月20日、第18話の放送を振り返り、今後の注目ポイントを考えてみよう。
乳業メーカーが富士子(松嶋菜々子/45)に賄賂を渡そうとした事件をきっかけに、剛男(藤木直人/46)と泰樹(草刈正雄/66)の関係に深い亀裂が生じてしまう。そんな中、富士子は剛男と結婚に至った経緯をなつに語る。その後、泰樹の苦労話を耳にしたなつは、教師の倉田(柄本佑/32)の説得もあり、演劇部に入ることを決めるのだった……。
ストーリー的には剛男VS泰樹という構図が続いていて、なつが演劇の舞台でこの関係をどうまとめめるのかが見どころだが、この朝ドラはイケメンの出演でも話題になっている。剛男の息子である柴田照男役の清原翔(26)や、菓子店の息子、小畑雪次郎を演じる山田裕貴(28)と、若手イケメンがそろっているのだ。
中でも女性ファンの心を射止めているのが、山田天陽役の吉沢亮(25)だろう。第18話では次週予告のみの登場だったが、翌週の放送では天陽が映るたびにツイッターで「王子様やん」「朝からイケメンかよ!」と多くの人が反応しており、この美青年の虜になる人が急増中だ。
■吉沢亮は漫画原作映画で鍛えられた?
吉沢亮は今、最も旬の俳優だ。2011年『仮面ライダーフォーゼ』(テレビ朝日系)で仮面ライダーメテオを演じて知名度を上げると、以後は着々とドラマ、映画に出演して演技を磨いてきた。現在公開中の映画『キングダム』では、準主役のえい政を演じてヒットに貢献している。
吉沢はこれまで『キングダム』以外にも、多数のマンガ原作映画で活躍してきた。『銀魂』、『斉木楠雄のΨ難』、『BLEACH 死神代行篇』といった『週刊少年ジャンプ』(集英社)漫画の劇場版で存在感を示し、『ママレード・ボーイ』『リバーズ・エッジ』と伝説的な少女マンガの実写化でも、大きな役どころに抜擢された。
漫画のキャラクターを演じるのは実はハードルが高く、人気キャラを演じてもハマらなければすぐにファンから非難されてしまう。しかし吉沢は原作ファンにも映画ファンにも見事に受け入れられ、演技のできるイケメンというイメージが定着した。漫画原作映画へ出演し続けていることは、吉沢亮がただのイケメンではなく、役者として高い評価を得ている証拠だろう。
一方、今回の『なつぞら』は、オリジナル作品。これまでの映画で吉沢亮のファンになった人たちにとっては、彼の新たな一面を見るチャンスだ。漫画のキャラを見事に映画で再現してみせた彼が、天陽というオリジナルキャラをどう演じるのか? イケメンだらけの『なつぞら』だが、中でも吉沢亮には注目したい。(朝ドラ批評家・半澤則吉)