クモ恐怖症をなんとかしたい?スパイダーマンを見るだけで症状が緩和されるという研究結果(イスラエル研究) (1/3ページ)
クモに異常なほどの恐怖を感じてしまう「クモ恐怖症」。かっこよくいうと「アラクノフォビア」だ。
恐怖症患者は、なるべく恐怖の対象に接触、遭遇しないように日常生活を心がけているが、クモはいきなり出没するため、完全に避けることが難しい。
実際にクモ恐怖症の女性が運転中の車内でクモを発見し、パニックに陥り車を大破させるほどの衝突事故を起こしたというケースも報告された。
これから夏の時期、遭遇確率もアップするであろうクモ。ほとんどのクモは小さいし害がなく、むしろ益虫とも言われているが、恐怖症の人にとって理屈ではないのだ。
そんな中、ある克服法が簡単でありながら効果があるという研究結果が報告された。スパイダーマンから抜粋したシーンを7秒見るだけでクモに対する恐怖心が、2割も緩和されたのだという。
・疑似体験療法としてのスパイダーマン映画鑑賞
恐怖症の治療として疑似体験療法というものがある。これは恐怖の対象となる刺激に徐々になれることで、それを克服しようというやり方だ。
イスラエル、アリエル大学のメナヘム・ベン=エズラ教授らは、424名の被験者にスパイダーマンを鑑賞してもらい、彼らのクモ恐怖症とアリ恐怖症の症状に変化があるかどうか実験してみた。
その結果、『スパイダーマン2』から抜粋した7秒のシーンを視聴した被験者は、視聴前と比べてクモ恐怖症の症状が2割減っていたのである。