大化から令和まで、その数248! 知れば知るほど深い元号の雑学 (1/2ページ)
いよいよ「平成」の時代も残りわずかとなった。
ところで、元号第1号の「大化」から新たな元号「令和」まで248の元号について、どれだけ知っているだろうか? 改元する理由も時代をさかのぼれば様々で、縁起のいい出来事があれば改元し、また悪いことが起きても改元をした。
こうした元号のアレコレを、ランキングなどを通して分かりやすく紹介するのが、作家・藤井青銅さんの『元号って何だ?』(小学館刊)だ。
現在では「一世一元」と定められている元号だが、明治以前の改元の理由は前述の通り様々。新しく天皇が践祚した時の「代始改元」のほか、世の中にめでたい印が出現した時に改元する「祥瑞改元」がある。これは、今の治世がうまくいっている印、天皇の「徳」が高い証拠として天が示したものという考え方で、元号初期の奈良時代に多いという。
そのなかでも「珍しく、めでたい様子の亀」が献上されるケースが多い。藤井さんはこれを「亀元号」と呼び、私見でレア度をランキングにしている。
第5位「神亀」…長さ一寸半、幅一寸の白い亀が献上される
第4位「嘉祥」…豊後から白い亀が献上される
第3位「宝亀」…肥後から白い亀が、あいついで献上される
第2位「霊亀」…背中に「北斗七星」の模様がある亀が献上される
第1位「天平」…背中に「天王貴平和知百年」の文字がある亀が献上される
(p.27-p.28より)
これら「亀元号」のうち「霊亀」「神亀」「天平」「宝亀」の4つが奈良時代。55年間で4回も亀によって改元しているのだ。
縁起のいい出来事が起こると改元。逆に縁起が悪いことが続いても改元する。
これは「名前を変えて、厄払い・ゲン直しをしよう」という感覚だ。災害、大火、飢饉などの悪い出来事を受けて改元することを「災異改元」という。
また、「元号の漢字そのもの」から災異の不吉さを感じ取り、「この元号の文字は縁起が悪い」と言い出す人も現れる。藤井さんはこれを愛すべき「イチャモン改元」と呼んでいる。