インド洋の深海でUFOみたいな謎の生物が発見される。ジャワ海溝初の有人潜水
UFOっぽくも見えるが、映画エイリアンにでてきそうなヤツだ。
インド洋の海底のプレートが沈み込んでできたジャワ海溝で、初の有人潜水が行われたが、このミステリアスな生き物はその時に発見されたものだ。もしかしたら、これまで発見されていなかった新種である可能性もある。
New Species of Jellyfish spotted in Java Trench by the Five Deeps Expedition
・円盤型で長い尾のついた謎の生物
「ファイブ・ディープ・エクスペディション」は、大西洋・南極海・インド洋・太平洋・北極海の5つの海の最深部で有人の潜水を行おうというプロジェクトだ。今回はその第三弾となるインド洋への潜水である。
まるで闇夜に出現したUFOかのような不思議な生物との遭遇を果たしたのは、インド洋で一番深いと言われるジャワ海溝においてだ。
チームの主任研究者アラン・ジェイミソン博士の言を借りるなら、それはどこか人工物のようで、暗い深海の奥底からふっと姿を現した。

一見クラゲのようにも見えるが、調査チームの結論によれば、どうやら尾索動物で、ホヤの仲間ではないかということだ。
ホヤは普通なら海底にへばりついている生き物で、その不思議な仲間も長い触手で海底に固定されているのかもしれない。
だが、何らかの理由で胴体の部分を海底から浮かび上がらせ、水中を漂う餌を濾し取っているようだ。
・4種の新種を発見
水深7192メートルあるジャワ海溝での史上初となる有人潜水を実現できたのは、現在稼働中のものとしてもっとも高い潜水性能を誇る潜水艇「DSVリミティング・ファクター」のおかげだ。
その間、UFOのようなホヤやシンカイクサウオの新種など、4種の新種の撮影にも成功している。
またほかにも、海底探査機でインド洋ディアマンティナ断裂帯の底を確認し、生物サンプルの回収に成功するなど、ファイブ・ディープ・エクスペディションではいくつもの成果が挙がっている。
Deep Planet - The Test Dives
ジャワ海溝での目的は主に2つ。
1つは、地質学的調査から示されているように、ここがインド洋で一番深い場所ではないという確固たる証拠を得ること。もう1つは、一帯の最深部から初となる生物サンプルを回収し、海底のユニークな生態系について理解を深めることだ。
プロジェクトで残されているのは、あとは太平洋と北極海。今年9月に全スケジュールが完了する予定だ。
References:ncl.ac/ written by hiroching / edited by parumo