山刀(マチェテ)を振り回し、白昼堂々繁華街で2人の男が決闘!?その真相は・・(イギリス)
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イギリス北東部のニューカッスル・アポン・タインの繁華街で、二人の男性が山刀(マチェテ)で決闘しているかのような、アクション映画さながらの光景がとらえられた。
二人の男性の名前はアブドル・ケフィア(26歳)とトウェイン・ベイリー(21歳)といい、ケフィアが隠し持っていた山刀を手にしたのが事の始まりだったようだ。
しかしなぜ、繁華街で山刀を振り回すことになったのだろうか・・・?
・繁華街で山刀を振り回しながら男性が男性に襲いかかる事件
CCTV Footage Show Two men armed with Machetes go head to head in Newcastle
監視カメラの映像には、ケフィアが山刀を手にして振り回しながらベイリーに近づいて行く様子が映っている。
ベイリーは慌ててリュックサックの中から山刀を取り出すが、こっち来んな!とでもいうようにそれをケフィアに投げつける。
ところが、山刀はケフィアの身体をかすることもなく道に落ちてしまい、ベイリーは背を向けてその場から逃げ出してしまうのだ。
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・片方は実刑判決が言い渡されたのにもう片方は執行猶予付き?
この事件により、ケフィアには懲役20ヵ月の有罪判決が言い渡された。一方、ベイリーにも有罪判決が下されたが懲役11ヵ月、執行猶予2年だった。
二人の違いは一体、どこにあったのか?そもそも、どうして山刀で対決しようとしたのか?
実は、ベイリーは、この対立の数週間前にもある男性グループから暴力行為を受けており、ケフィアもそのグループの一人だった。
リュックの中の山刀はベイリーの身を案じた友人が護身用にと持たせたもので、しかも結局のところパニックに陥ったベイリーには使いようがなかった。
ベイリー容疑者(左)、ケフィア容疑者(右) / image credit:photo by youtube
・公共の場で武器を所持したが「二人の立場が違う」との判断
とはいえ、公共の場で武器を所持したことは事実である。
裁判官はベイリーの執行猶予付き判決について、
あなたは自分の行動が許されないものだということを受け入れている。パニックに陥り、とっさにあの行動をとったのだろう。あなたは若くて前途有望だ。しかし、公共の場で山刀を所持するのに十分な理由は誰にもない
とコメントしている。
山刀を持った男が突然襲ってきたら、そしてもし自分を山刀を持っていたら・・・取り出して応戦しちゃうのかもしれないな。とにかくまあ、流血騒動にならなかったのは幸いだったんだ。
References:Daily mail / YouTubeなど / written by usagi / edited by parumo