『春夏秋冬』で大ブレーク!『ヒルクライム』現在の活動状況が…

まいじつ

(C)Rommel Canlas / Shutterstock
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近年、アイドルやバンドの楽曲がブームの中心を担っている邦楽界。かつての音楽シーンとは異なり、ラップやR&Bといった楽曲は、よほど有名な歌手でない限りはやることはない。

そんな時代背景もあってか、過去にヒット曲を生んだものの全くメディアに姿を現さない歌手も多い。2009年に発売されたシングル『春夏秋冬』がスマッシュヒットを記録し、同年の日本有線大賞と日本レコード大賞で新人賞を受賞したヒップホップユニット『Hilcrhyme』(ヒルクライム)も、時代の波に飲まれてしまった歌手だろう。

「春夏秋冬」と、その後リリースした数曲はヒットを飛ばした彼らだが、それからの音楽活動は低調気味に。全国メディア等にも出演せず〝消えた〟扱いをされていたが、14年に日本武道館にて開催されたワンマンライブ『Hilcrhyme in 日本武道館~Junction~』は、チケットが売り切れるほどの盛況を見せていた。16年にも、結成10周年を記念したワンマンライブ『Hilcrhyme 10th Anniversary LIVE「PARALLEL WORLD」』を開催しており、音楽活動そのものは意外と順調だったようだ。

久しぶりのメディア出演は「不祥事」!?

さらに、17年4月には「春夏秋冬」をモチーフにした映画『春夏秋冬物語』が全国の映画館にて限定公開。映画化によって再び全国区に返り咲くかと思われたが、12月にメンバーのDJ KATSUが大麻取締法違反の疑いで逮捕され、無期限の活動休止となってしまった。

この事態に、ボーカルのTOCは、《私自身、この一報を聞いてとても驚き大変ショックを受けています》、《私たちの音楽とともに歩んでくださったファンの皆さま、並びに関係者の皆さま、そして結成当時からわれわれの拠点として、多くの支えをいただいていた地元新潟の皆さまに、 今回の件でご迷惑をお掛けしてしまったことが、本当に無念でなりません》などと声明を発表。しかし謝罪虚しく、年明けにはDJ KATSUの脱退が決まり、一時は解散説も叫ばれるようになっていった。

危機的状況での決断を迫られたTOCだが、「Hilcrhyme」を1人で再スタートさせることを決め、9月にはソロとなって初のライブ『Hilcrhyme LIVE 2018『One Man』』で活動を再開。これにはファンも「あんまり売れてないのに不祥事起こして解散決定だと思ってた」「TOCさん1人だけど頑張ってほしい!」と大喜びした他、今年1月には約2年ぶりとなるアルバム『Hilcrhyme』も発売している。

また、6月にはニューアルバム『SUN 〜リメイクベスト1〜』が発売予定と、堅実な音楽活動を続けている新生「Hilcrhyme」。いろいろと不幸はあったものの、再び音楽番組で見られる日に期待したい。

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Rommel Canlas / Shutterstock

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