巨人 長嶋茂雄より難解な原監督「意味不明」若大将語録 (2/3ページ)
岩井監督は大学代表の指揮官も務めた指導者で、広島に移籍した長野久義も代表チームで薫陶を受けましたが、原監督の発するコメントとは異なる部分も多いそうです。原監督は独特の言い回しを用い、岩井監督は教育者らしい人生訓がある、と」(球界関係者)
ならば原監督が独自に編み出したものと見ていいだろう。過去の監督時代には、こんな発言もあった。
「(’07年、試合相手の)中日の先発の予想を右投手とスポーツ新聞で報じており、その対策をしたオーダーだったが結局違った。この試合は敗れ、CSも敗退と…」
「背伸びをしたって、たかが知れている。背伸びをしたまま生活したら、つまずくだけ」
「長いペナントレースを制せたのは、自己犠牲をしてくれた選手のおかげです」
クスッと笑えるところが、原監督らしい。
また、昨年10月、就任直後の昨年秋季キャンプでは、「野球ができない状況であれば、社会人的に言うならば職場放棄である」と、選手たちを前に言っている。要するに、「怪我をするな」の意味だが、社会人経験のない選手たちを前に「一般社会」を例に出しても、分からないだろう。
同様に、昨年11月12日、元木大介内野守備兼打撃コーチをほめる時も、独特の言い回しを用いた。
「(元木には)目と鼻がたくさんついている。一つのボールで一体感が出てきたような気がするね」
かつて、長嶋茂雄終身名誉監督がユニホームを着ていた頃もそうだった。「おもしろ発言」が飛び出し、選手もそれにつられて、厳しさの中にも明るさが生まれたのだった。
しかし、原監督がそんな長嶋采配を意識しているのかといえば、少し違う。
「長嶋監督の時代には“通訳”がいました。腹心のコーチたちが、長嶋氏が何か発言すると、噛み砕いて説明していたのです。原監督には、そういう意味での通訳はいません」(前出・ベテラン記者)
先の“のびのび”発言だが、「選手に向けてのメッセージだったのではないか」と振り返る声も聞かれた。過去10年の采配で、通算7度のリーグ優勝と、日本一3回。当然、4季連続で優勝を逃し、’19年は何がなんでも優勝しなければならない。その重圧に対し、「のびのびやろう」という、原監督なりの配慮だったとも思われる。