エスムラルダの「勝手にワイドショー！」

「朋ちゃん」こと華原朋美が妊娠したというニュース。みなさんご存じかしら。
　そのニュースのタイトルだけ見て「キャッ！　令和初の超おめでたニュースだわッ」と思ったアタシ。いや、たかみなの結婚とかもあったけど、朋ちゃんは特別。だって朋ちゃん、アタシの心の中の「芸能界で幸せになってほしい女子ベスト5」の常連（あとは、中森明菜とか浅田真央とか）なんですもの！

　ちなみにアタシ、デビュー当時は、それほど朋ちゃんのことを好きではなかったの。TKファミリーの中では、安室ちゃんの声や曲やキャラの方が好きだったし、朋ちゃんに関しては「かわいいし、『I BELIEVE』とか『I’m proud』は好きだけど、なんか歌声が不安定だし、あまり個性とかカリスマ性とかなくない？」とか思ってたの。

　ところがその後、小●さんが朋ちゃんに書く曲の内容やレベルがどんどんひどくなった（『Hate tell a lie』『たのしく　たのしく　やさしくね』『tumblin' dice』あたりの、最初聴いたときの「なんじゃこりゃ」感はすごかった）……かと思えば、朋ちゃん、ガス中毒で倒れ、小●さんとの破局が発表され、やたら不安定で目の焦点も定まらなくなり……。アタシが朋ちゃんのことを大好きになっちまったのは、そのあたりから。「華原朋美」になる前に2度も芸名を変えていた、結構な苦労人だと知ったのも、かなりのプラスポイントに。って、結局アタシ、「ただ幸せなだけの女子」が気に入らないだけ？

　それからも朋ちゃんは、渡米したり、ミュージカルやドラマに次々に出演したり、リリースしたアルバムやシングルがヒットしたり……といった活躍を随所で見せつつも、頻繁に倒れて活動休止するなど、あまりにも波乱万丈な人生を展開。アタシ、かつてシナリオスクールで「起承転結の『承』では、山と谷を何度も繰り返し、視聴者をハラハラさせてはホッとさせ、ハラハラさせてはホッとさせましょう。そうすることで、視聴者は主人公に感情移入します」って習ったんだけど、朋ちゃん、そのセオリー通りに生きすぎ。