SNSは気持ち悪い(ロマン優光) (7/9ページ)
実際、社会的に負け組と言われるような人が鬱憤ばらしのようにネトウヨ的活動に励んでいるのがメインだった時代もあるでしょうし、そういう人は現在もいるでしょう。しかし、今は2ちゃんねるの片隅で少人数が大量に書き込みをしていた時代とは違うのです。もっと幅広い層が参加しています。2ちゃんねるがネトウヨの活動の主軸だったころも、鬼女板(既婚女性板)にネトウヨにかぶれた人が多くいるという話があって、自分は嫁姑の争いを書いてるような創作実話くさいスレをひどい話見たさに覗きにいってたりしたんですけど、確かに唐突にそういうことを言い出す人が多くいた印象はあります。
暇な時間をもて余したネット慣れしてない主婦が2ちゃんに入り浸っているうちに影響を受けるみたいなことが言われましたが、暇な時間が多いほどネットに触れる時間が増えて影響を受けやすいというのは確かでしょうね。
以前はネットをやっている人というのは基本的にPCを使える環境にある人でしたが、スマートフォンの普及以降はネットの敷居は格段に下がりました。しかも、どこにでも持ち運びが出来るものですからネットに触れていられる時間も格段に増えます。そうやって新規にネットに参入してきた人はネット慣れしてないので、情報の精査の方法を覚える前に色んなものに影響を受けやすいです。そういうところからネトウヨが増えたというのも考えられますが、それはネトウヨだけに限らない話です。
社会的に抑圧を受けていると感じている人たちがネトウヨ化するのは、誇れるものが何もないので、日本人は優れているという幻想にすがることで自分を誇っているという風な見方があります。自分は特別だという風に思いたいけど何も持ってないので「中国人や朝鮮人は下等な民族であり、日本人は優れた民族である。だから、日本人である自分は優れている」という思考に頼っているというのです。
また、「老人、生活保護受給者、マイノリティといった人たちが優遇されることで、自分たちが不当に抑圧され、搾取されている」という思いもあると考えられており、その元凶として左翼に反感を抱いているとも考えられてきました。しかし、最近認識されるようになった社会的成功者でネトウヨであるような人たちにはこれは当てはめようがないでしょう。彼らは強者なのです。