天才テリー伊藤対談「カンニング竹山」(3)エンタメの目線をワイドショーに! (2/2ページ)
テリー 全然違うよね。
竹山 やっていることは間違ってないと思うんですけど、ボールの投げ方が雑だったのか‥‥今の村本だったら、もっと丁寧に投げたほうが世間にちゃんと伝わったかもしれない、と思いますね。
テリー そうだね。そういうことを提言してくれるアドバイザーがいなかったのかな。
竹山 かもしれないです。あと、彼は興味があふれすぎていると思うんですよ。最近だと沖縄問題とか、この前は福島にも行ったみたいですが、そういうものがまだ自分の中でエンターテインメントとしてまとめられていない。とっ散らかっているんですよ。だから、せっかくおもしろいことをやろうとしているのに、テレビ局なんかには「使いづらい」と思われて、ムダな敵を増やしちゃっているような感じがします。
テリー もし使いづらかったら、本番中に首を絞めちゃえばいいんだよ。誰かが首絞めて、口を塞いで、水でもかけちゃって。バズーカ砲を撃って、黙らせてもいいし。
竹山 バラエティーなら、そうしますよね、「うるせえんだよ!」って(笑)。
テリー そうだよ、そうすれば笑えるんだから。ちゃんと番組になるよ。
竹山 それはもう、演出家の問題だと思います。今は苦情が来るのが怖くて、規制、また規制みたいな状況ですけれど、制作側にもそういうことができる人、そういう目線がある人が出てきてほしいですね。