シャーマンの儀式に使用か?約1000年前の向精神薬が入った袋が発見される(ボリビア) (2/3ページ)
人間の埋葬品の一部であると思われる、この儀式用の包みからは、人物が掘られた木製のタブレット(植物を粉状に粉砕するためのもの)、幻覚を生み出す植物を燃やし、その煙を吸い込むための吸引用管(人間の三つ編みの髪がついている)、3匹のキツネの口吻を縫い合わせて作ったポーチ、ラマの骨のヘラなどが出てきた。

革袋の中身。木彫りの嗅ぎタブレット、人間の髪の三つ編みの紐が付いている吸引用管、キツネの口吻で作られたポーチとラマの骨でできたヘラimage credit:Jose Capriles/Penn State
・ポーチの内側に付着していた数種の向精神薬
研究チームはさらに分析を進め、キツネの口吻で作られたポーチの内側を引っかいて得られた少量の物質を解析した。

キツネの口吻の皮で作られたポーチ作られたポーチ。シャーマンたちはこのポーチの中に薬物を入れていたimage credit:Jose Capriles/Penn State
この向精神剤混合物の中には、ベンゾイルエクゴニン(コカインの主要な代謝物質)、コカイン、ブフォテニン(ヒキガエルの皮膚からとれる有毒幻覚剤)、ジメチルトリプタミン(DMT、幻覚剤)、ハルミン(幻覚性がある)、サイロシン(キノコからとれる幻覚剤)が含まれ、少なくとも3つの異なる植物種から採取されていることがわかった。