黄金に輝く鶏白湯スープが美しい 銀座の名店「篝」カップ麺、マニアも認めた本格派 (2/3ページ)
鶏白湯にクリームを加える手法は、ラーメン店や他のカップ麺でもよく多く用いられているようですが、今回の超濃厚鶏白湯にさらに厚みを持たせていました。
スープ表面に浮く鶏油スープ表面には、大量の鶏油が浮いています。黄金色。ゴールドラッシュです。湯気とともに濃密な鶏の香りが立ち上り、鶏が味覚だけではなく嗅覚も支配してきます。お店の「鶏白湯SOBA」にも鶏油は浮いていますが、鶏油の存在感はカップ麺の方が強烈でした。
クリーミーで濃厚な鶏白湯スープは、お店の特徴をよく掴んでおり、再現性は非常に高いものになっています。お店の鶏白湯はさらに濃厚ではあるものの、今回のスープでは鶏油を多く入れることで、お店に引けを取らない鶏の強さを実現しています。余計なお世話でしょうが、こんな重厚なスープにしてしまってコストが大丈夫なのか、原価割れを心配してしまうようなリッチなスープでした。
生麺食感のしっとりしたノンフライ麺中太でストレートに近い形状のノンフライ麺が使用されています。歯切れが良くしっとりした食感の低加水麺で、スープをよく吸います。また、スープにとろみがあって麺とよく絡むことも相まって、麺とスープに強い一体感がありました。生麺を思わせる小麦の甘みが、鶏白湯スープの濃厚感をしっかり下支えしています。
スープと一体感のある低加水ノンフライ麺お店の麺は、麺表面のつるみが強く、まるでパスタのようなパツンと切れる食感が大きな特徴です。低加水麺であることはカップ麺と共通しており、麺の甘みや小麦の香りはよく再現できている一方で、食感は少し異なる印象した。お店の麺を必ずしも再現できているわけではありませんが、どちらの麺も甲乙つけがたい濃厚鶏白湯スープとの相性の良さを感じます。
具のボリュームは物足りない具として、細切れの鶏肉、かきたま、ネギ、赤ピーマンが入っています。鶏白湯スープに赤、黄、緑の具がのることで彩りは豊かですが、具のボリュームはそれほどありません。
具の主役は鶏肉。ダイス状でしっかりした歯応えがあり、鶏肉らしい食感がしっかり感じられます。スープや麺のクオリティの高さの前では、どうしても具が貧弱に感じられてしまうものの、鶏肉自体はとてもおいしかったです。