新大関・貴景勝インタビュー「周りは変わったけど、自分は変わりたくないですね」

日刊大衆

新大関・貴景勝インタビュー「周りは変わったけど、自分は変わりたくないですね」

「大関取り」がかかった大相撲春場所で、10勝5敗。直近の3場所の勝ち星を34勝とし、場所後に大関昇進を決めた貴景勝。22歳、若き角界スターに肉迫!

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ーー新大関を決めて参加した約1か月の春巡業。これまでとは違う立場ということで疲れもあったのでは?

 おかげさまで、どこの土地でも盛況で、たくさんのお客さまに来ていただきましたから、「疲れた」なんて言っていられません。

 巡業中の稽古は、基礎運動が中心の日、土俵で目いっぱい稽古をする日など、その日の体調と相談しながらメニューを決めています。だから、ドーッと疲れが出ることもなくて、“多少”くらいかな。

 大関になったことで、待遇面は変わりました。支度部屋が大関だけの個室のこともあるし(通常は三役以下はワンフロアが多い)、(宿泊する)ホテルの部屋なんかも、これまでとは違うみたい。

 周りは変わったけど、自分は変わりたくないですね。ただ、こういう立場を目指して、これまで必死に稽古してきたわけで、その目標がようやく叶かなった。「やってきて、よかった!」という気持ちでしょうか。

ーー春場所では前半戦で御嶽海、玉鷲に敗れたものの、その後は連勝。後半戦は横綱・白鵬、大関・豪栄道に敗れて、大関昇進に黄信号が灯りましたね。

 「しょうもないな」という感じでしたね。後半は大関・横綱戦ですから、前半で星をあげておきたいと思っていたのに、5日目が終わった段階で3勝2敗。もう「大関は無理だ」と思いました。「今場所は勉強だ」と切り替えて、自分の相撲を取り切ろうと思ったら調子も上がってきました。

 11日目の横綱(白鵬)戦も、「勝つ」つもりでいきましたよ。何度も頭で当たって突き放していったので、「よく健闘した」などと言ってくださる方もいたんですが、勝たなければなんの意味もない。このときの黒星は、ただただ悔しかったです。

ーー5月13日発売の『週刊大衆』では、このほかにも、貴景勝が小学生時代に栃ノ心と稽古をしたエピソードも語っている。角界の新スター・貴景勝の独占インタビューに注目だ。

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