総距離250km。想像を絶するベトナム戦争の象徴「クチトンネル」を訪ねて (3/5ページ)

観光用に広げられているとはいえ、身長150cmと小柄な筆者でも、身体を折らなければ前に進めないトンネル内。暗く、酸素も薄いこの空間で、息を潜めて暮らしていたなんて、ベトナム人の我慢強さに頭が下がる思いです。
かつて筆者は、クチトンネルとは戦いの際にのみ使われていたトンネルだと勘違いしていましたが、実際にはアリの巣のように張り巡らされた部屋の中に炊事場や病院、学校までもが設けられ、住民たちはトンネル内で生活を送っていたのです。


クチトンネルの構造は実に複雑怪奇で、一見するとどこに出入り口があるのかわかりません。


落ち葉をどけて、石の板を外せば、秘密のトンネルが出現。このトンネルの中にも入ることができますが、想像を絶するほど狭い!一人で入ったのはいいものの、一瞬どちらに進んでいいかわからなくなり、不安になってしまったほどでした。