ここ数年、「若者の車離れ」が進んでいるという。特に都市部では、車以外の交通機関が充実しているため、免許を取得しない人も多いようだ。とはいえ、買い物や行楽にでかけるなら、やっぱり車が便利。純粋にドライブが好きという人も多いだろう。

　そこでここでは、１０～５０代の免許を持つ男女２００人に「一番乗ってみたい車」についてアンケート。みんな、どんな車を運転してみたいと思っているのだろうか。

　第３位は、ドイツの高級スポーツカー「ポルシェ」。

　低価格のロードスター「ボクスター」や５ドアＳＵＶの「カイエン」など、車種もバラエティに富んでいる。ただし、どれもが数百から数千万円以上するので、おいそれと庶民がシートに座ることはなかなかできない。

　ポルシェを選んだ人からは「スポーティでかっこいい」（２９歳／女性／神奈川県／企画・マーケティング）、「一度は乗りたい。ステータスという感じがするから」（５６歳／女性／宮城県／主婦）「スタイリッシュ。中でもカイエンに乗りたい」（３１歳／男性／石川県／公務員）など、流線型で美麗なフォルムを絶賛する声が多数。他には「小さな頃からポルシェにとても憧れがあって、その中でも究極のスポーツモデルの９１１を運転するのが夢だから」（２７歳／男性／北海道／学生・フリーター）という人もいた。

　そして、今回のアンケートでは、なんと同率で２つの車が第１位にランクイン。

　第１位に選ばれたのは、「フェラーリ」と「ベンツ」だった。

　レーシングカーでも有名なイタリアの超高級自動車メーカーフェラーリ。「８１２スーパーファスト」「ＧＴＣ４ルッソ」「４８８スパイダー」など車種も豊富だが、いずれも３０００万～４０００万円前後と、かなり高嶺の花。どれもが精悍な顔つきで、スポーツカーファンの心をくすぐる。

　フェラーリを選んだ人からは「絶対買えないから思い出に一度乗りたい」（２９歳／男性／岡山県）、「小さいときからの憧れです」（３６歳／男性／宮城県／総務・人事・事務）、「この世の中で一番高級でステータスを感じる車だから。乗ってみたい」（２９歳／男性／千葉県）など、ポルシェ同様「高級」「憧れ」といった理由を挙げる人が多かった。ちなみにフェラーリを選んだのは男性だけという結果だった。

■次点には国産車の名前も

　一方のベンツも、高級自動車の代表格。日本では高級車専門のイメージがつきまとうが、欧米ではバンやタクシーなどの営業車、商用車などに幅広く使われており、比較的安価な車種も多い。日本でのベンツのイメージは、２０００万円前後のＳクラスをはじめとするセダンやＳＵＶなど高級な車種だろう。

　そんなベンツに対しては「一生に一回は運転してみたい。高級車の代表格だから」（４３歳／男性／大阪府／コンピュータ関連技術職）、「お金持ちの車の王道。値段が高いから」（３３歳／男性／東京都／コンピュータ関連以外の技術職）、さらには「シンプルだけど見た目がかっこいい。乗り心地が良さそうなので」（４１歳／女性／栃木県／主婦）、「頑丈なイメージ。かっこいいから」（２８歳／女性／兵庫県／総務・人事・事務）、「自動運転車に乗ってみたい」（３２歳／女性／千葉県／金融関係）という理由が挙げられていた。

　以上が今回のベスト３。外国車メーカーに占められた格好で、そのうち２つはスポーツカー。やはりハイクラスのスポーツカーは、憧れのジャンルだということだろう。

　ちなみに次点には、トヨタのハイブランドとして知られる「レクサス」が入っていた。

　これからドライブにはぴったりの季節、たまには車で遠出してみてはいかがだろうか。