身内パクリ?『なつぞら』草刈正雄の『真田丸』ネタを乱発 (2/2ページ)

日刊大衆

大胆かつ巧妙な作戦で宿敵の徳川家康内野聖陽/50)を追い込む天才武将として、そして信繁を引っ張る威厳ある父としてものすごい存在感を見せつけ、フォトブックが出るほどの人気になった。

 そして『なつぞら』ではこの『真田丸』の昌幸を想起させるような演出が連発され、朝ドラファンだけでなく大河ファンからも注目を浴びているのだ。まず4月4日放送の第4話では、帯広の菓子店「雪月」の小畑とよ役で、高畑淳子(64)が登場。高畑は『真田丸』では昌幸の正室、薫役だったので、時空を超えて共演が復活と、ファンも喜んだ。

 また、4月13日放送の第12話では、なつの願いを受けて天陽の家の畑を開墾することに。ここで泰樹は、まさかの「雄叫び」を披露し、戦国武将ぶりを発揮した。4月17日放送の第15話では「わしを調略するつもりか」という武将しか言わないであろうセリフまで飛び出したし、5月9日放送の第34話では、スキー大会に出て天陽と対決する孫の照男(清原翔/26)に「勝てばいいんだよ」と、狡猾な一面を持つ真田昌幸っぽい言葉をかけていた。

■真田昌幸とはしばしお別れ

 真田丸ネタはこれだけでは終わらない。5月11日放送の第36話では、山奥に暮らす彫刻家として阿川弥一郎が登場。阿川を演じる中原丈雄(67)は『真田丸』では草刈が演じる昌幸の側近、高梨内記を演じていただけに、ツイッターでは「真田の殿と高梨内記の主従開講に胸熱」「真田丸キャストばかりでうれしい!」とコメントが寄せられていた。

 このようにこれまでは真田丸ファンにはうれしい展開が続いたのだが、さすがに真田丸ネタが多すぎたかもしれない。しかしこのやりたい放題状態も、残念ながら終わりだ。『なつぞら』は5月20日の週から東京・新宿編がスタートするため、十勝に暮らす戦国武将、いや酪農家である泰樹の登場シーン激減してしまうのだ。とはいえ、泰樹は物語の重要キャラだけに、再び活躍する可能性は高い。草刈正雄が真田昌幸に変貌する瞬間を、ファンとして待とう。(朝ドラ批評家・半澤則吉)

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