お笑い第7世代の“新BIG3”は「四千頭身」「EXIT」「宮下草薙」で決まり? (3/4ページ)

日刊大衆

「EXIT」はツッコミのりんたろー。(33)とボケの兼近大樹(28)からなるコンビ。彼らの特徴は「チャラさ」だ。彼らは渋谷系ファッションに身を包み、ネタも2人ともがパリピ口調で若者言葉を多用するスタイル。2018年7月に出演した『ゴッドタン』(テレビ東京系)の企画「この若手知ってんのか!? 2018」では、芸人や関係者らのアンケートを基にした、「今のバラエティで売れそうな芸人部門」で第1位を獲得。レギュラー陣との掛け合いの中でチャラ男というキャラと彼らの素とのギャップからスタジオを沸かせ、そこから徐々にテレビ出演を増やしている。

「宮下草薙」はツッコミの宮下兼史鷹(28)とボケの草薙航基(27)からなるコンビ。彼らの特徴はボケの草薙の「超ネガティブ思考」。ネタでも草薙のネガティブな想像に対して宮下がツッコむことで展開していく。そのネガティブ具合がクセになると徐々に人気を獲得。彼らもまた『ゴッドタン』の前述の企画に出演しており、「こいつは天才だ!部門」で1位を獲得した。最近では草薙が『アメトーーク』に出演し、そのネガティブ思考をもとにした独特のトークや先輩芸人からのイジリに噛みついていくことで笑いを誘っている。

 彼らに共通するのが、ネタ中のキャラと自身の性格の差が少ないこと。四千頭身の若さや脱力加減、EXITのチャラさ、宮下草薙のネガティブというキャラは、ネタではもちろん、スタジオでのトークでも変わらず存分に生かされている。ネタで有名になり、その後スタジオトークでうまく自分が出せず、爪あとが残せない……そんな状況は我々視聴者から見ても悲しいものだ。ところが彼らにはそのパターンはあまり見られない。ネタでのキャラが自己の性格と隣接していることでMCも話を振りやすいし、「ありのままの自分」でトークに挑むことができる。

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