〈目からウロコの健康術〉 ジメジメ梅雨の時期は特に危険! 「気象病」の対処法はコレだ!! (3/3ページ)
天気予報やインターネットで気圧をある程度把握しておけば、事前に不調が起きるかどうか予測できるので、酔い止め薬を服用することで症状を軽減することが出来るのです」
愛知医科大学医学部がある地方都市に住む20歳以上の住人6000人を対象に行った大規模アンケートの結果によると、身体のどこかに3カ月以上続く慢性的な痛みがある人は、全体の39%程度だったが、その内の25%の人が、「天気が悪いとき、崩れるときに痛みが出て、さらに悪化する」と答えている。
つまり“天気痛”のある人が、全体の1割に当たるということになる。これを仮に20歳以上の人口約1億5000万人に当てはめると、その数は約1000万人以上となり、驚くべき数字となるのだ。
前出の高櫻医師は、再びこう説明する。
「この数から、天気痛は決して珍しいものではありません。気圧や湿度、温度などの変化で発症しますが、いずれも気圧が重要であることが分かっています。ここで大事なことは、天気や気圧の変化を見ながら、自分の症状がいつ出たかを記録すること。自分の体調がどのような天気や気圧変化のときに悪化するかを把握しておけば、むやみに不安な気持ちにならず、体調の変化に対する心構えや薬を飲むタイミングも分かります。気象庁には、気圧の変化を閲覧できるホームページや気圧の変化を予報するアプリもあり、体調管理に活用してみましょう」
気象病も天気痛のメカニズムと共通する部分が多いと考えられ、今回示した対処法は、痛み以外の病気についても応用できるはず、と専門家は言う。しかし、同時に日常生活も規則正しく、ストレスを溜めず、睡眠時間をしっかりと確保する努力が必要だ。