「物欲がない」ことが危険な理由 (3/3ページ)
私の臨床経験でも、コンビニと100均に行くことをやめただけで物欲が復活したという方がいました。
惰性で買っているものを思い切って処分すると、本当にほしいものや大切にしたいことが見えてきます。
◇3.休息をとる
これは、【物欲がない心理】の3で挙げたケースに当てはまる方にやっていただきたいことです。
特に、物欲の減退だけでなく、これまで楽しいと思っていたことが楽しいと思えない、休日は疲れ果てて何もする気が起きないという全般的な意欲の減退もある場合は、身体と心が疲れているということ。
「物欲がなくなった」で済ませずに、医療機関やカウンセリングなど適切な機関の受診も考慮してみましょう。
◇4.普段行かない場所に行ってみる
人間には必ず「飽く」という心理があります。
どんなに好きなものでもずっと食べ続けていると飽きるように、場所や人間関係も同じ状態でいると飽きてきます。
飽きるとどうなるかというと、欲がなくなってきます。
その刺激が欲望を発生させるのです。物欲にこだわらず「新しい場所に行ってみる」ことを試みてください。
「物欲がない自分」で心は満ち足りているか、自分に問いかけて
物が満ち足りた現代の日本では、ともすれば物欲を持つことは卑しく、精神的な充足のほうが尊いのだという概念が強くなっています。
しかし、買い物への精神的な依存状態を除けば「欲しい」と願ったものが手に入った際にもたらされる満足感と幸福感は決して否定されるものではありません。
なぜなら、その体験が次の行動(主に労働)へのエネルギーになるからです。
むしろ、上限がない精神世界や愛情の充足はキリがないため、疲弊してまでも求め続けるというリスクを抱えているともいえます。
物欲も含めた自分の欲望を定期的にチェックすることは、幸せな生き方を模索することのひとつです。
最近物欲がないと感じている方は、ぜひ今回の文章を参考にしていただき「物欲がない自分で心が満たされているか」をチェックしてみてください。
(小日向るり子)
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