斎藤佑樹に教えてやりたい「メジャーリーグのオープナー第2章」 (1/2ページ)
2019年、奇策・オープナーは第2章に突入した。救援タイプの投手を先発マウンドに送り、打者一巡をメドに交代。その後、本来の先発投手が出てきて…。昨季、メジャーリーグのタンパベイ・レイズが人材難を逆手に取った変則的な投手継投策、オープナーが話題となった。
「レイズは資金力がある球団ではありません。メジャーリーグは通常、5人の先発投手を中4日で回します。力のある先発投手を5人そろえられなかったため、救援タイプの投手を先発させたんです。先発投手も序盤戦に失点する傾向があるので、初回を救援投手でゼロに抑えてもらえば、試合の主導権を握ることもできます」(米国人ライター)
レイズはこの戦略で90勝72敗と好成績を残した。模倣する米他球団も現れたほどだ。
「今季序盤、日本ハムも模倣し、斎藤佑樹、加藤貴之にオープナーを任せましたが、チームを活気づけるまでには至りませんでした」(プロ野球解説者)
オープナーに対し、日本の各球団は“様子見”といったところ。しかし、レイズはこのオープナーに関する“研究”を進めていた。今季もこの継投策で順調に勝ち星を重ねており、日本球界もオープナーに適した救援投手の見極め方が分かり次第、導入するのではないだろうか。
「昨季、オープナーで快進撃を見せましたが、レイズの投手陣は批判的でした。投手、ブルペン担当のコーチが説得したんです。彼らがようやく前向きになれたころには、シーズンが終了していました」(前出・同)
2019年もオープナーの作戦を用いている。しかし、昨季と異なる点がいくつかある。オープナーを託せるタイプとそうではないタイプに救援投手を分けたのだ。
「オープナーを任されることが最も多いのは、ライン・スタネックという右投手です。彼は昨季、最初のオープナーを任されたピッチャーでもあります」(特派記者)
スタネックは今季、すでに10回以上もオープナーを任されている。聞けば、このスタネックは最速160キロを誇る速球派だが、過去にさほど好成績は残していない。オープナーを託されてから注目されるようになったと言っていい。