江戸時代のクックパッド?豆腐についてまとめられた江戸時代の書物「豆腐百珍」とは? (2/2ページ)

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同著では、豆腐料理が以下のように6段階に分類され、それぞれ評価されています。

尋常品:どこの家庭でも常に料理するもの。木の芽田楽、飛竜頭など26品。 通品:調理法が容易かつ一般に知られているもの。料理法は書くまでもないとして、品名だけが列挙されている。やっこ豆腐、焼き豆腐など10品。 佳品:風味が尋常品にやや優れ、見た目の形のきれいな料理の類。なじみ豆腐、今出川豆腐など20品。 奇品:ひときわ変わったもので、人の意表をついた料理。蜆もどき、玲瓏豆腐など19品。 妙品:少し奇品に優るもの。形、味ともに備わったもの。光悦豆腐、阿漕豆腐など18品。 絶品:さらに妙品に優るもの。ただ珍しさ、盛りつけのきれいさにとらわれることなく、ひたすら豆腐の持ち味を知り得るもの。湯やっこ、鞍馬豆腐など7品。

『豆腐百珍』は、現在、翻訳・注釈されたものが新書として入手できるほか、人文学オープンデータ共同利用センターの日本古典籍データセットからも無料ダウンロードできます。

豆腐百珍 – 日本古典籍データセット

参考:福田 浩 , 松藤 庄平 , 杉本 伸子 『豆腐百珍』 

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