男子には言えない「女子会で話していること」 (3/3ページ)

マイナビウーマン

それでも、わからないとひと言で終わらせることはできずに、奥のほうにぼんやりと見える気がする何かに向かっておしゃべりはつきない。

こういう時間をかつてはいったいなんと呼んでいただろう、と思う。

居酒屋チェーンのキャンペーンや米ドラマが火つけ役となったとされる言葉「女子会」は、徐々にホテルのプランや雑誌の見出しに登場するようになって浸透し、2010年には新語・流行語大賞のランキングに登場した。一時のブームで終わることがなかったのは、おそらく言葉が登場する前から実態だけあったその時間に、はじめてものすごくしっくりくる、ほかでは代替できないネーミングが施されたからだろう。

今でも、レストランの飲み放題プランやイベント特集に「女子会向け」「女子会にぴったり」なんていう言葉が頻出する。私たちも「女子会しよ」「次は女子会だね」と自然に会話している。

女子会という言葉の登場は、それまで名前が与えられなかった女同士の不思議な、でも不可欠な時間を世界が認めてくれた証なのかもしれない、と思うと、この時代の女子に生まれてよかったな、なんてちょっと思えてくる。

(鈴木涼美)

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